韓国の公正取引委員会は12日、鉄鋼日本最大手の新日本製鉄と同3位の住友金属工業の合併を承認した。
公取委は両社が韓国に供給している熱延鋼板や冷延鋼板など10製品について審査。市場で競争を制限する可能性がないと判断した。両社は日本市場で高いシェアを占めているが、韓国市場シェアは1~18%と低い。
ポスコや現代製鉄、東国製鋼など、国内に多数の有力企業があることも承認の背景となった。
両社は10月の合併を目指している。新会社の粗鋼生産量は両社の2009年生産量基準で3800万トンとなり、世界4位の鉄鋼メーカーになる。両社の合併は米国やドイツなどでも承認を得いている。日本も昨年12月、条件付きで承認した。
(聯合ニュース)
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