入国禁止処分を受けた歌手ユ・スンジュン、2審でも敗訴

[写真=聯合ニュース提供]


韓国国籍を放棄して兵役免除を受けた歌手ユ・スンジュンが入国許可をしてほしいとして起こした訴訟で敗訴した。昨年9月、判決した1審と同じ結果だ。

2月23日、ソウル高裁行政9部キム・ジュヒョン部長判事はユ・スンジュンがロサンゼルス(LA)総領事館を相手に起こした「査証(ビザ)発給拒否処分取消し」訴訟で原告敗訴の判決した。

1990年代後半から韓国で歌手として活動していたユ・スンジュンは“韓国人として軍隊に行く”と何度も公言したが、2002年1月、米国市民権を得て韓国国籍を放棄して兵役を免除された。

ユ・スンジュンに対する批判が激しくなり、法務部は「大韓民国の利益や公共の安全を害する行動をする恐れがあると認めるべき理由がある者」とし彼の韓国入国を制限した。

その後、中国などで歌手活動を行っていたユ・スンジュンは2015年9月LA総領事館に在外同胞ビザ(F-4)を申請したが拒否され、国内の法務法人を通じて訴訟を起こした。

先立って1審は“ユ氏が入国して放送活動をしたら、自分を犠牲にしながら兵役に従事する国軍将兵の士気が低下して青少年の間に兵役逃れの風潮が蔓延してしまう心配があり、「社会の善良な秩序を阻害するおそれがある場合」に該当する”としユ・スンジュンの請求を棄却した。
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