​SKハイニックスの利川ナンドフラッシュ工場、5月に本格稼働

[​SKハイニックスの利川ナンドフラッシュ工場、5月に本格稼働]



SKハイニックスの利川(イチョン)M14工場で5月から「ナンドフラッシュ」を本格的に量産する。 この工場はメモリー半導体であるナンドフラッシュ専用で、グローバル市場で現在5位圏であるSKハイニックスが先頭圏に跳躍するのに足場になるものと関連業界では見込んだ。

14日、半導体業界によるとSKハイニックスは昨年下半期から開始したM14工場2階の「クリーンルーム(清浄施設)」が今月完成される。 来月からはナンドフラッシュの装備が搬入され、5月からは本格的な量産に入る。 今年上半期まではM14工場2階の50%程度が稼動された後、下半期から100%まで稼働率が上がるものと観測される。

SKハイニックスの利川M14工場2階は3万3000平方メートル規模で、最大月10万枚規模の300mmウエハー(シリコン基板)の生産が可能だ。 これは既存の清州(チョンジュ)M11とM12工場の月20万枚の50%水準だ。 これまでSKハイニックスは清州M11とM12工場だけでナンドフラッシュを生産してきた。

ナンドフラッシュはスマートフォンなどのIT(情報技術)機器に使用される保存装置だ。 電源を切ってもデータが引き続き保存される特徴がある。 最近、モノのインターネット(IoT)、仮想現実(VR)などの産業が早いテンポで発展し、関連市場も急成長している。

SKハイニックスはメモリー半導体のうち、「Dラム」市場(昨年基準)ではサムスン電子(48.0%)に続いて2位(25.2%)で関連業界を主導している。 しかし、ナンドフラッシュ市場では5位(10.1%)の水準に止まってきた。 上位圏のメーカーとは接戦を繰り広げている状態だ。 したがって、M14工場2階でナンドフラッシュを本格的に量産することになると市場に大きな変化がおきるものと業界ではみている。

SKハイニックスはナンドフラッシュ事業部門を強化するため、多様な努力をしてきた。 一例として、昨年、清州に数兆ウォンを投資して新たなナンドフラッシュ工場を建てることにしており、最近は東芝の半導体部門の買収を試みている。

これは収益構造の多角化の一環だ。 現在、SKハイニックスは全体売り上げの70%以上をDラムに依存している。 過去の経営難でナンドフラッシュなど他の事業部門に投資する余力がなかったからだ。

ナンドフラッシュ市場が急速な成長を見せているのももう一つの理由だ。 市場調査機関のIHSによると2015年から2020年までナンドフラッシュ(容量基準)の年平均成長率は43.9%で、Dラムの25.2%を大きく上回ると見られた。
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