​ [単独]LG電子、パンテックの買収推進…中・低価格フォン市場攻略

[​ [単独]LG電子、パンテックの買収推進…中・低価格フォン市場攻略]



LG電子が中低価格のスマートフォン事業拡張や収益性拡大のため、「犬猿の仲」パンテックと協力を推進中だとし、関心が集めている。

両社は2000年代のフィーチャーフォンに続き、2010年代半ば、スマートフォンで市場でも内需市場2位の座をめぐってし烈な競争を繰り広げた。 この過程で技術人材のスカウトをめぐって法的争いも数回にわたって行われ、経営危機に陥ったパンテックをサムスン電子が支援し、LG電子を牽制したりもした。 このような両社が連携を推進するのは成長している低価格フォン市場での影響力拡大レベルで両社の利害関係が一致したためと分析された。

7日、関連業界によるとLG電子やパンテックはスマートフォンの生産と関連して様々な可能性をめぐって議論を進めていることが分かった。 両社とも公式的に否定しているが、業界では最高経営陣の間で検討されており、協力案も時間が次第に可視化されているという説明だ。

業界で取り上げている両社間の協力案は△LG電子のパンテック社買収 △LG電子の中低価格フォンの生産事業をパンテックに移管 △パンテックが低価格フォンを開発してLG電子に供給することなどに分けられる。

どんな方式であれ、提携が実現された場合、LG電子は意味が大きい。 もしパンテック社を買収すれば、LG電子がスマートフォン事業に向けて企業を買収するのは初めてとなる。 また、完成品を外注供給してもらうことも2000年半ば、ターボテクとの提携以後、15年ぶりのことだ。

スマートフォン事業で8ヵ月連続の赤字を記録したLG電子は今年1四半期に営業赤字を2億ウォンまで減らして、昨年から進めてきた強力な事業の体質改善作業が効果をあげている。

LG電子のスマートフォン事業の決定的な限界は販売収益が高くないからだ。 LG電子は国内販売用のスマートフォンの多くを内需の生産物量でまかなっている。 サムスン電子に比べて生産規模が相対的に少なく、規模の部品調達が不可能なLG電子は高い生産単価とマーケティング・広告費用などの費用負担が競合会社に比べて大きい。 これを充当すれば、たくさん売っても残るものがない商売をしたわけだ。

それでも高収益を保障するプレミアムフォン部門では2015年G4と2016年G5など「Gシリーズ」が相次いで興行に失敗し、V10(2015年)とV20(2016年)など下半期戦略モデルである「Vシリーズ」がそれなりに善戦したとはいえ、全体の業績改善に大きく貢献できなかった。

結局、これまで販売と収益で実績を支えてくれたのは中低価格のラインナップ製品だった。 幸い、市場環境がプレミアムを中心から中・低価格フォンを希望する実利を求める顧客たちが増えたため、LG電子も生産量を一定水準維持することができた。

パンテックもLG電子との協業が切実だ。 ソリードに買収された後、昨年6月「スカイアイムバック」を発売したが、販売目標に定めた30万台のうち、13万台達成にとどまり、赤字を免れず、ベトナムの合弁会社(JV)の設立も推進が遅延され、先月再び職員の構造調整を実施するなど生き残りの岐路に立っている。

LG電子との協力が実現されれば、パンテックは固有ブランドを失う代わりに安定的な生産量の確保を通じて、もう一度再起できる足場を用意できるようになる。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기