現代・起亜車、業績悪化の中、スト「二重苦」突破口探す

[現代・起亜車、業績悪化の中、スト「二重苦」突破口探す]



現代・起亜自動車が販売減少による業績悪化とともに、労働組合のストを開始するかどうかに戦雲が漂っている。

「二重苦」に直面した現代車は海外法人長会議を通じ、下半期の再整備に乗り出して危機を突破していくという戦略だ。

16日、現代自動車グループによると、17~18日、良才洞(ヤンジェドン)の現代起亜車の社屋で海外法人長50人余りが集まって会議を開く。 上半期の生産・販売実績を基に下半期戦略を樹立する計画だ。

毎年上・下半期に一回ずつ開かれる海外法人長会議は鄭夢九(チョン・モング)現代車グループ会長や鄭義宣(チョン・ウィソン)副会長の主宰で行われる。 昨年上半期会議は鄭会長、下半期会議は鄭副会長の主導で進められた。 昨年、鄭会長は"来年も難しい状況が続くだろうが、心機一転しなければならない"、"新技術開発と品質強化にも持続的に努力しなければならない"と強調したことがある。

今年、主力で論議しなければならない部門は販売減少に対する打開策だ。 現代・起亜車は今年上半期に前年比9%減少した351万8566台の販売に止まった。 現代車は219万8342台、起亜車は132万224台で、それぞれ8%、9%下落した。 特に全体販売量の50%を占める米国ではトランプ政府の発足以後、保護貿易主義の強化で、中国ではサードの影響で不振した。

今年、現代・起亜車は歴代最大の販売目標である825万台を掲げた。 上半期に販売目標43%の達成に止まり、今年700万台を販売することもできないという悲観論が広がっている。

販売実績の減少とともに、下半期の労組のストで生産性の弱体化が懸念される。 現代自動車労組は13~14日の両日間、全体組合員5万274人を対象に賛否投票を開き、ストを可決した。 労組は中央労働委員会の調整期間が終わる18日からストに突入することができる。 現代車労組が今回もストに踏み切れば、2012年以降、6年連続になる。

起亜車は13日、調整期間が終わった状況なので、17~18日、スト賛否投票を実施して可決さえすれば、ストに突入することができる。

会社側はストによって、天文学的な費用が投入されるものと懸念した。 現代車労組は昨年の全面ストを含めて24回にわたってストを行い、12回特別勤務を拒否した。 会社は生産支障累計を歴代最大規模の14万2000台・3兆1000億ウォンと推算した。

これに海外法人長会議を通じて販売目標の修正または強化と生産性向上に対する対策作りがメインを形成するものと思われる。 中国市場状況の打開に向け、先月、研究開発(R&D)や商品、マーケティング分野人力で構成された「中国市場の競争力強化TF」現況報告も行われる見込みだ。

まず、危機克服に向けて現代・起亜車は「新車効果」戦略を強化する。 成長している小型スポーツユーティリティー車両(SUV)市場に対応するため、現代車はコナ、起亜車はストニクを本格投入した。 また、プレミアムブランドのジェネシスの三番目のモデルG70を発売し、高級ブランド強化にも力を注ぐ計画だ。
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