映画「タクシー運転手」のソン・ガンホ、第21回ファンタジア映画祭主演男優賞

[写真=(株) SHOWBOX 提供]


映画「タクシー運転手」(監督 チャン・フン、制作 The Lamp)の主演俳優ソン・ガンホが2日(現地時間)、カナダのモントリオールで閉幕した第21回ファンタジア映画祭で主演男優賞を受賞したと配給会社ショーボックス(SHOWBOX)が3日明らかにした。

ソン・ガンホは2007年、第11回ファンタジア映画祭でも「優雅な世界」で主演男優賞を受賞したことがあり、10年ぶりに再び受賞の栄誉を抱いた。

ファンタジア映画祭は北米地域で開かれるジャンル映画祭の中で最大規模を誇り、欧州とアジアのジャンル映画を中心に新しい視点の様々な作品を北米地域に紹介する役割をしている。「タクシー運転手」は韓国映画としては初めて映画祭の閉幕作に選定され、競争部門にも招待された。

閉幕式には「タクシー運転手」を演出したチャン・フン監督が参加し、ソン・ガンホの代わりに受賞した。映画祭側は"ややもすれば教訓的に流れてしまう歴史の中の話を、俳優ソン・ガンホが繊細で深みのある演技で観客たちを「マンソプ」というキャラクターに没頭させた"と好評した。

「タクシー運転手」は1980年5月、ソウルのタクシー運転手マンソプが、戒厳令下の当時、夜中の往来が禁じられていた通行禁止時間までに光州(クァンジュ)に行ってくれたら高額を払うというドイツ人記者ピーターを乗せて、何も知らないまま光州に向かう物語を描いた映画だ。

一方、8月2日、韓国で封切りした「タクシー運転手」は上映二日ぶりに100万人を突破し、圧倒的な人気を得ている。
 
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