現代モービス、韓国初の電気自動車搭載型「双方向の充電器」開発

[現代モービス、韓国初の電気自動車搭載型「双方向の充電器」開発]



現代モービスがV2G(Vehicle To Grid)の実現に核心的な電気車搭載型「双方向の充電器(Bi-directional On Board Charger、以下の双方向OBC)」を国内で初めて開発したと16日、明らかにした。 現代モービスは今回の開発成果を通じて今後、2025年まで30兆ウォン(約267億ドル)規模に成長(北米コンサルティング会社のGrand View Research市場の展望資料の引用)していくと予想されるグローバルV2X(Vehicle To Everything、V2Gを含む)市場にさらに能動的に対応できるようになった。

V2GはEV、PHEVなど充電式エコカーを電力網と連結させ、駐車中に遊休電力を利用する概念である。 電力網を通じて電気車を充電した後、走行後に残った電気を電力網で再び送電(放電)するのだ。 電気自動車が動くエネルギー貯蔵装置(ESS、Energy Storage System)になるわけだ。

車両が供給する電力は小さくは家庭や街などで非常電力で活用することができる。 電気自動車4台で20世帯が1日分使用できるエネルギーを供給することができる。 これより多くの十分な台数が普及される場合、余裕電力を確保して大規模な停電事態などを防止することもできる。 国内での停電による産業界全体の被害額は年間6500億ウォン水準だといわれている。

業界はV2G適用の車両が約10万台が普及する場合、火力発電所1基の発電容量に準ずる500MWの水準の電力を確保できるものと推定している。 現在V2Gは日本、デンマーク、米国、中国などでのモデル事業が盛んに行われている。

V2Gを実現するためには△充電式のエコカー △双方向OBC △双方向の充電所 △放電料金体系などが必要である。 このうち、電力変換の核心である「双方向OBC」はモデル事業のほかには量産例がほとんどないほど世界的に本格普及ができてない次世代部品だ。

現代モービスは韓国電力公社が2015年から推進した「V2G実証事業」に参加して双方向OBCの開発を担当した。 国内で両方向OBCをエコカーに搭載し、安全性能を検証して実証事業を通じて商用化レベルに開発したのは現代モービスが初めてだ。

双方向OBCには直流、交流を双方向に変換し、電圧と電力周波数などを電力網と同期化するため、AC↔DCコンバータ、昇圧・強圧コンバータなど「双方向の電力制御回路」が適用された。 現代モービスは仮想電力シナリオによる実車検証を今年初めから始めて先月末に完了し、韓電のリアルタイム電力データと連動した実車検証を今月から本格的に行っている。

実車の検証は専用充電所が、バッテリーの効率と容量など、車両の電力状態を診断するのに始まる。
現代モービスの双方向OBCはエネルギー効率を高めながら、部品の大きさは従来のアイオニク エコカーの一発型充電器と同一サイズで開発された。 充電・放電出力はすべて電気自動車に適合した6.6kW級を具現し、現在この分野で最も高いと評価されている日本と同等のレベルの技術力を確保した。
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