ウン・ソンス頭取、構造調整をめぐり政府との温度差

ウン・ソンス新任輸出入銀行長が15日、汝矣島本店で就任式を開いて就任演説をしている[写真=輸出入銀行]


19日、輸出入銀行によると、ウン・ソンス新任輸出入銀行長は就任式で“造船などの主要産業の構造調整を政策金融機関主導で推進する計画である”と明らかにした。市場に優しい構造調整システムも円滑に推進するだろうが、政府の重要な課題である雇用創出などのために輸出入銀行(政策金融機関)の役割を拡大しなければならない。

これは、政府が強調している市場に優しい構造調整戦略とは真っ向から反する。政府と政策金融機関(債権団)で私募ファンド(PEF)などの民間を中心に、構造調整の主体が変わるべきであるというのが構造調整の核心であるからである。

特に大宇造船海洋事態を経験し、従来の構造調整方式の不良が明らかだった。債権団の責任が重くなったのである。責任の中心には、国内造船や海運業の金融支援を主に担ってきた産業銀行と輸出入銀行などがあった。

輸出入銀行の関係者は“誤解を招く可能性がある”とし“ただし、大宇造船などの大規模なものについて述べているようだ”と説明した。

しかし、政府が変化しようとする市場に優しい構造調整は、対象企業の規模に制限を設けていない。また、政府と債権団の中心の構造調整は、政策金融機関の負担を加重させ、政策金融本来の役割遂行を困難にする可能性があるという立場である。

金融業界の関係者は“既存の構造調整方式には限界があり、政策金融機関より民間が中心にならなければならないということに同感する”とし“ただ、私募ファンドと投資銀行(IB)などの資本市場が大きくない国内の現実で、市場に優しい構造調整がどのように光を放つか、もう少し見守る必要がある”と述べた。

(亜洲経済オンライン)


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