北朝鮮軍と北朝鮮住民、相次いで亡命・・・今年だけで15人

[写真=聯合ニュース]


北朝鮮住民2人が20日、漁船に乗って東海上を越えて韓国に亡命したのに続き、21日午前には北朝鮮軍の初級兵士1人が最前方の中西部戦線、韓国軍GP(非武装地帯にある監視所)前方に帰順した。

21日、軍当局によると、彼たちを含めて今年、亡命した人は9回にわたって15人と把握されている。このうち北朝鮮軍人が亡命したのは4回にわたって4人だ。

昨年、軍人1人を含めて3回にわたって5人が亡命したことと比べると、亡命者は3倍増加した。

北朝鮮の一般住民は船舶に乗って東海上を渡ってくる場合が多かった。7月から男性4人と女性1人など、北朝鮮住民5人が小型船に乗って東海上に亡命した。6月にも50代の父親と20代の息子が当初から脱北を目的に船に乗って亡命した。今月も北朝鮮住民1人が木の枝や発泡スチロールなど浮遊物を肩にはめて漢江を泳いで韓国に渡った。

北朝鮮軍人らの亡命も相次いだ。6月には10日間隔で北朝鮮軍2人が軍事境界線(MDL)を越えて帰順した。

これと関連して、対北朝鮮制裁で生活が厳しくなり、亡命者が増えたのではないかという一部の分析もあるが、全体脱北者規模はむしろ減少しており、このような分析に疑問も提起されている。

今年国内に入ってきた脱北者は10月末現在961人であり、昨年同期より16.8%減少した。このような現状は金正恩(キム・ジョンウン)政権発足後、脱北者取り締まりが強化されたためという分析だ。脱北に主に利用されていた中国ルートに対する警備が厳重になり、住民たちが海上を通じて亡命を試みるのではないかという解釈も出ている。
 
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