SKイノベーション、オーストラリア鉱山会社と電気車バッテリー原料の長期供給契約締結

[SKイノベーション、オーストラリア鉱山会社と電気車バッテリー原料の長期供給契約締結]



SKイノベーションがオーストラリアのバッテリー原材料生産会社であるオーストラリアンマインズ(AM)と硫酸コバルトㆍ硫酸ニッケルを大量に毎年供給を受ける長期契約を締結したと21日、明らかにした。

今回の契約によってSKイノベーションは2020年からAMがオーストリア・クインズランドで運営中の「スコニプロジェクト」で生産される硫酸コバルト1万2000トーンと硫酸ニッケル6万トンを毎年供給を受けることになる。 契約期間は7年であり、6年延長して13年まで資源の供給を受けることができる。 SKイノベーションは多数の海外資源開発の経験を生かしてスコニプロジェクトの成功に向けて協業を約束した。

韓国の電気自動車バッテリーメーカーが海外原材料生産業者と長期契約を結んだのは今回が初めてだ。 コバルト物量はSKイノベーションの電池事業全体の必要量の90%水準だ。

契約にはSKイノベーションがAMの普通株を1株当たり0.12オーストラリアドルに最大19.99%まで購入できるオプションも含まれた。

SKイノベーションが鉱山に投資したのはコバルトとニッケルが電気車バッテリーの陽極材に入る中核の原材料だからだ。 今回の投資で安定的な材料需給が期待される。

SKイノベーションはAMから硫酸化処理を完了した硫酸コバルトと硫酸ニッケルを供給を受けるようになって、生産コストの削減効果も受けるものとみられる。 コバルトとニッケルは一般的に硫酸化過程を経た後、原料として使われるが、この過程を省略できるためだ。

特にSKイノベーションは今回の契約で2020年から稼動に突入するハンガリーバッテリー工場の安定的な需給をできるようになった。

オーストラリアはコンゴ(約50%)に次ぎ、世界コバルト埋蔵量の15%を保有した2位の地域であり、現在までの生産量は5%に過ぎず、コバルト市場のブルーオーシャンに浮上している。

SKイノベーションの関係者は"今回の契約を通じてコバルト、ニッケルなどバッテリー主要原料の需給不安定を減らし、安定的に確保できるようになった"と話した。
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