キム・ギョヒョンロッテケミカル社長"化学業界の業況、昨年よりよくない…既存事業の完遂に集中"


キム・ギョヒョンロッテケミカル社長が今年末、北米ECC(エタンクラッカー)の完成などを足場にしてグローバル石油化学の業界リーダーに跳躍すると明らかにした。

キム社長は19日、ソウルロッテワールドタワーで開かれた株主総会で"今年、北米ECCの完工と麗水(ヨス)工場NCC(ナフサクラッカー)の増設など従来の新規事業の成功的完遂に力量を集中する"と述べた。

今年末稼動予定である北米ECCと上半期の増設が完了する麗水工場NCC、マレーシアのLCタイタン工場の増設などの課題を解決して持続成長の足がかりを確保するという意味だ。

キム社長は今年の業況については"昨年より良くないようだ"とした。 そして、米国と中国の保護貿易基調、韓米FTA(自由貿易協定)の再交渉など通商摩擦と漸進的な金利引き上げ、中国の持続的な自給率の上昇などをリスク要因に挙げた。 これに石油輸出国機構(OPEC)の持続的減産による原油価格の上昇、シェルガス基盤の北米企業の供給物量の変動などで不確実性も大きくなるものと見た。

彼は"追加事業開発など中長期計画の樹立を通じて持続成長の力を強化する"、"安全事故とリスク予防の積極的な投資と徹底した現場点検で安全な業務環境を造成する"と強調した。

昨年3月、ロッテケミカルの司令塔に上がったキム社長は就任初年度に史上最大の業績を引き出した。

ロッテケミカルの昨年の売上高は15兆8745億ウォンで、前年比20%増加した。 特に営業利益は前年対比15.1%増えた2兆9297億ウォンを記録、2年連続LG化学を引き離し、国内石油化学業界1位を獲得した。

このようなロッテケミカルの実績は2016年から始まった石油化学スーパーサイクル(長期好況)に設備投資など先制的に対応したためだと関連業界は分析した。

現在、ロッテケミカルのエチレン生産能力は年間332万t規模で、今年の麗水工場とLCタイタン工場の増設、北米ECC新増設が終われば、450万t規模に拡大される。 これはアジア1位、世界7位の物量だ。
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