自由韓国党ユ・ジェジュン議員、「国民年金、今年の国内株式投資だけで10兆ウォンの損失憂慮」

[写真=聯合ニュース(国民年金公団本社)]


国会保健福祉委員会ユ・ジェジュン議員(自由韓国党)は、今年に入って6月までの国民年金の国内株式累積損失額が8兆3千120億ウォンにのぼる見通しだと20日明らかにした。

このように実績が低調なのは、国内の株の収益率のバロメーターになっている総合株価指数(KOSPI・コスピ)指数が、5月末2,423.01ポイントから6月末の2,326.13ポイントまで4%も下落するなど、株式市場が全般的によくないためだと分析した。

国民年金の国内株の収益率は5月末-1.19%からさらに悪化し、6月末-5%台に墜落するだろうとユ議員は予想した。また、このような状況が持続する場合、国民年金は今年の国内株式投資だけで10兆ウォン台に近い損失を記録するかも知れないと憂慮した。

ユ議員は、海外株式投資も6月の米中貿易戦争が頂点に達し、5月末の収益率1.66%を守るのは難しいとみており、国民年金の6月末損失額がさらに拡大されると予想した。

その上、収益率が高い代替投資の投資先が見つからず、今年の投資計画の25%しか執行できてないことも、収益率の下落の原因になっていると指摘した。

今年5月末まで国民年金基金の全体運用収益率は0.49%に過ぎない。低迷する収益率によって8月末に公開される今年半期(6月末)の運用収益率はさらに深刻な状況が予想され、マイナスへと転換される恐れがあるとユ議員は説明した。

ユ議員は「国民年金の枯渇時期を遅らせられることができる収益率まで低く、失望感を隠せない様子だ」とし、「基金運用方式を革新的に変更し、収益率を高めるために全力を尽くさなければならない」と強調した。

一方、 青瓦台(大統領府)新聞告示国民請願掲示板には国民年金を廃止せよという請願が殺到しており、最近、政府の年金の引き上げをめぐる議論に反対するなど、国民年金に対する国民の不信が深まっている。
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