KDI、「2014年以降、失業率の上昇の要因は、雇用不足と産業ミスマッチ」

[最近、韓国観光公社ソウルセンターで開かれた「観光産業ミニジョブフェア」で、参加者が就業掲示板を見ている。[聯合ニュース]]


雇用を増やすために、家計や企業にお金が回るように消費・投資などを増やして景気を浮揚させる必要があるという主張が出た。また、革新企業が新しい労働需要を創出させられるように効率的な政策支援が継続され、最低賃金の引き上げ・労働時間の短縮など、硬直な労働環境の改善にも必要だと主張した。

キム・ジウン韓国開発研究院(KDI)経済戦略研究部研究委員は22日、「2014年以降、失業率の上昇の要因分析」報告書でこのように明らかにした。

報告書は、まず、韓国経済の失業率の上昇要因が雇用不足と産業のミスマッチが原因だと分析された。

経済成長率が下落し、働き口の総量が減少し、増加した製造業の失業者が好況であった建設業などに再就職できなかった影響が大きかったということだ。

ここに最近になって、最低賃金、労働時間の短縮など硬直な労働条件が失業率の上昇の主な要因として挙げられた。

キム研究委員は「2014~2017年の失業率(季節調整、以下同じ)上昇の最も大きな原因は、産業間のミスマッチであるのに対し、昨年第4四半期から今年の第3四半期の失業率の上昇は、労働需要の不足の影響が大きかった」と述べた。

実際2014〜2017年の失業率上昇の要因として需要不足と産業ミスマッチの変動側面が重要な影響を与えたと明らかになった。

この期間の平均3.62%の失業率の中で△需要不足の失業7.4%△産業ミスマッチ失業7.1%△年齢構成などその他のミスマッチ失業が85.5%などであった。

ただし2014〜2017年の失業率の上昇は、主に産業ミスマッチ失業と需要不足で説明される。同期間、失業率が0.23%ポイント(p)上昇する中△産業ミスマッチ0.32%p△需要不足0.24%p△年齢構成などその他のミスマッチ-0.32%pの順であった。

景気減速と構造調整などの影響で、製造業で求職者が多く発生したのに対し、好況であった建設業は、求職者が大幅に減少し、産業ミスマッチ失業率が上昇したものと解釈された。経済成長率の鈍化で需要不足の失業率も傾向的に上昇してきたと判断された。

今年の場合は、労働需要が縮小され、失業率が急速に上昇した。需要不足の失業率の上昇は、△製造業と卸・小売業、サービス業でのリストラ△建設景気の急落△全体的な労働コストの上昇などによるものと分析された。

キム研究委員は「今年の需要不足の失業率は景気の変動、特に民間消費に敏感に反応している」とし、「統計庁が就職者の減少の原因として出した人口構造の変化の影響と関連して、最近の就職者の増減に影響が大きいとは見れない」と判断した。

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