現代車グループ、産業用ウェアラブルロボット開発の本格化...専任チームの新設・投資の拡大

[現代車グループ、産業用ウェアラブルロボット開発の本格化...専任チームの新設・投資の拡大]



現代車グループが産業ウェアラブルロボットの開発を本格化する。現代車グループはロボティックス(Robotics)分野を未来モビリティーソリューションの一環と見て、果敢な投資を通じて関連技術力の確保に積極的に乗り出している。ロボティックス分野は交通弱者を含むすべての人々に移動の自由を与えるのはもちろん、産業、軍事、生活支援など様々な分野に拡大適用が可能で、現代車グループの事業領域を広く拡大してくれる未来のコア新成長動力として評価されている。

現代車グループは9月、現代起亜車の北米工場に「椅子型着用ロボット(H-CEX)」をテスト適用したのに続き、年末には「上を見る作業用着用ロボット(H-VEX)」までテスト適用し、独自に開発した産業用ウェアラブルロボットの技術力の検証を継続する計画だと22日、明らかにした。

世界のロボティックス市場は急速に成長している。米国市場調査機関のBISによると、世界ウェアラブルロボット市場規模は2016年、9600万ドル(約1077億ウォン)から2026年、46億5000万ドル(約5兆2150億ウォン)に、今後10年間で50倍に成長する見通しだ。

今年初め、ロボット・人工知能(AI)分野を5大未来革新成長分野の一つに選定した現代車グループは関連技術の開発に注力するため、戦略技術本部の傘下にロボット分野を担当するロボティックスチームを新設し、関連部門間のコラボレーションを拡大している。実際、H-CEXとH-VEXもロボティックスチーム(戦略技術本部)と生産技術開発センター(生産技術開発本部)のコラボレーションを通じて誕生した。

◆産業用ウェアラブルロボットの現場投入···北米工場にテスト適用して検証中

現代車グループは9月、現代・起亜車の北米工場にH-CEXをテスト適用した。産業現場の適用を目的に開発された最初のウェアラブルロボットであるH-CEXは作業者の座った姿勢を維持するための膝の関節補助システムで、1.6㎏の軽量モデルにも150㎏の体重まで支える頑丈な耐久性を誇る。

現代車グループは現在開発中のH-VEXも年末、現代・起亜車の北米工場にテスト適用して技術検証を継続する計画だ。H-VEXは腕を上に上げて働かなければならない作業者の力を補助してくれるシステムで、特に首や肩などに無理がかからないように助けるモデルである。

現在、現代車グループはウェアラブルロボットとサービスロボット、マイクロモビリティーの3大ロボット分野の技術開発を進めており、国内外のロボット・AI技術を保有している有望な企業との戦略的提携も積極的に進めている。

◆幅広い分野で適用可能な様々な種類のロボット開発

現代車グループは歩行が不自由な高齢者はもちろん、麻痺患者までも歩いたり階段を上がることができるよう支援する「医療用着用ロボット(H-MEX)」を開発し、昨年の世界家電製品博覧会(CES)で披露したことがあり、現在は医療機器として商用化するため、国内の食品医薬品安全処と米国食品医薬品局(FDA)の認証を準備中だ。

昨年、コンセプトを開発し、今年、デザインと設計作業を進めている「販売サービスロボット」は自然言語対話システム、人工知能、モビリティー機能などが搭載され、販売現場で顧客に直接車両について説明する業務を遂行し、来年初めにプロトタイプを生産する予定だ。
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