[LGディスプレイの「クリスタルサウンド液晶表示装置」搭載したパソコン発売予定]
LGディスプレイがクリスタルサウンド液晶表示装置(Crystal Sound LCD、以下CSD)の海外初の取引先を確保した。
画面全体で音が出る技術であるクリスタルサウンドを有機発光ダイオード(OLED)に続き、LCDにも拡大適用して成し遂げた快挙だ。
LGディスプレイはTVなど大型製品に適合したCSOパネルとモニターをはじめ、小型製品に適合したCSDを中心にした「ツートラック」で、音を出すディスプレイという新市場を新たに構築していく戦略だ。
20日、関連業界によると、LGディスプレイは昨年、開発を完了したCSDPC用パネルを初めて東芝に納品する予定だ。
従来のPCはスピーカーを画面の後ろの下部に装着し、音が画面に隠れて音質が悪くなる結果が発生したが、クリスタルサウンドを適用したこの製品は前面から音が出て、さらに優れた没入感を提供する。 例えば、画面に飛行機が下から上へ移動する場合、音の出る位置も同時に動く方式だ。
LGディスプレイはこれに先立って、CSOの海外取引線で、日本のソニー、中国のスカイウォースを確保している。 これと共に今回、東芝にCSDを供給することになり、クリスタルサウンドパネル市場が大きく拡大するものと業界では見ている。 グローバルITメーカーのソニーや東芝などがLGディスプレイのクリスタルサウンドを高く評価したと分析されるからだ。
特に今回のCSDの供給で、クリスタルサウンドの活用先が従来の大型TVからモニターやノート型パソコン、スマートフォンなどの小型電子製品にまで大幅に拡大するものと業界では見ている。
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