SKイノベーション、米ポリプラスと携帯…「リチウム金属バッテリー」商用化を繰り上げる

[SKイノベーション、米ポリプラスと携帯…「リチウム金属バッテリー」商用化を繰り上げる]



SKイノベーションが新たな成長動力に決めた「自動車バッテリー事業」の急速な影響力拡大のため、オープンイノベーション(開放型革新)戦略を展開する。

SKイノベーションは18日(現地時間)、米カリフォルニアバークレーで、米バッテリー技術開発会社「ポリプラスバッテリーカンパニー(PolyPlus Battery Company)とリチウム金属バッテリーの開発のための共同開発協約を結んだと明らかにした。

SKイノベーションはポリプラスが保有する伝導性ガラスの分離膜研究開発に必要な資金を投資する。 2021年下半期までこれに対する研究を終える予定だ。 そのほか、持分投資や技術ライセンスの確保オプションも検討しているという。

業界ではSKイノベーションの今回の投資が「リチウム金属バッテリー」商用化時期を繰り上げることができると期待している。

リチウム金属バッテリーはエネルギー密度が約1000Wh/l水準で、一般リチウムイオンバッテリーより2倍ほど高く、未来の電気車バッテリーモデルに挙げられる。 ただし、バッテリーの充電過程で陰極表面にリチウムが滞積されるデンドライトが発生し、火災を誘発するという問題点がある。

伝導性ガラスの分離膜はデンドライトが分離膜を通過できないように抑制し、リチウム金属バッテリーを安定化させる役割をする。

今回の投資はSKイノベーション·技術革新研究院が昨年から推進している「オープンイノベーション」の一環である。

同社は2017年から米国、欧州所在の主要研究所、大学とのネットワーク構築を通じて研究開発協力生態系を構築してきた。 さらに一歩進んで、今回の投資協約のような事業協力事例を持続的に創出し、未来技術開発に拍車をかけるという方針だ。

一方、SKイノベーションは昨年、バッテリー事業への集中投資を決め、国内をはじめ、中国・長州、ハンガリー・コマロム、米ジョージア地域にバッテリー生産設備を構築中だ。 2025年までに追加受注し、総生産量を60GWhまで拡大する計画だ。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기