サムスン「ギャラクシーA」シリーズ発売…グローバル中低価格フォン市場の攻略

[サムスン「ギャラクシーA」シリーズ発売…グローバル中低価格フォン市場の攻略]



サムスン電子が中低価格のスマートフォン「ギャラクシーA(A50・A30)」をグローバル市場に相次いで披露し、市場攻略に拍車をかけている。

13日、関連業界によると、サムスン電子は最近、インドやベトナムなどの新興国にこれらの製品を先に発売したのに続き、18日は欧州市場に正式に披露する予定だ。

■中低価格にもプレミアム機能の搭載

両製品はサムスン電子が今年2月、スペイン・バルセロナで開かれた「モバイルワールドコングレス(MWC)2019」で初めて披露した製品だ。

サムスン電子は当時、プレミアムスマートフォン「ギャラクシーS10シリーズ」(S10・S10+・S10e)と共に、異例にギャラクシーAシリーズを公開し、製品多角化戦略を示唆した。

当時、サムスン電子のコ・ドンジンIM(IT・モバイル)部門長(社長)は"さらに向上したモバイル経験を提供する意味ある革新を持続している"とし、"ギャラクシーAシリーズがその始まり"と明らかにした。

続いて"スマートフォンの必須機能を一層アップグレードした新しいギャラクシーAシリーズを多様に披露し、絶えず変化する人々の要求を満足させる"と強調した。

これらの製品は中低価格のスマートフォンにも関わらず、プレミアムモデルの機能を搭載し、差別化を図った。 両製品ともにカメラの部分を除いた前面をディスプレイで埋めた6.4型「スーパーアモレッドインフィティーニ-Uディスプレイ」を適用し、ゲームや動画を没入感をもって楽しむことができる。

また、4000mAhの大容量バッテリーと急速充電技術を支援する。 プレミアム製品であるギャラクシーS10(3500mAh)よりバッテリー容量が500mAh大きい。

ギャラクシーA50の後面にはトリプル(レンズ3つ)カメラも装着した。 2500万画素の基本レンズと超広角レンズ、深度レンズなどで構成され、多様な撮影が可能だ。 価格(ベトナム市場基準)はギャラクシーA50は34万~39万ウォン台だ。 ギャラクシーA30は29万ウォン程度だ。

■インド・ベトナム・中国など新興国攻略

サムスン電子がこのように「価格比性能」の優れた製品の発売に力を入れている理由はプレミアムスマートフォン市場の低迷が続いているのに対し、インドとベトナムなど新興国を中心に中低価格のスマートフォンに対する需要が増えているためだ。

市場調査会社のIDCによると、昨年、インド内のスマートフォンの平均販売価格は158ドル(約18万ウォン)だった。 500ドル(約57万ウォン)以上のプレミアムフォンのシェアは3%に過ぎなかった。 ベトナムで販売されるスマートフォンの平均価格は500万ドン(約24万ウオン)~700万ドン(約34万ウォン)だ。

サムスン電子はギャラクシーA50・A30を皮切りに、6月までに毎月新しいギャラクシーA製品を披露する計画だ。

業界ではサムスン電子が近く中国市場を狙った「ギャラクシーA90」を発表するものとみている。 同製品はサムスン電子が初めて回転式ポップアップカメラを搭載したスマートフォンだ。 ポップアップカメラとは使用時に突出するカメラをいう。

サムスン電子はこれを通じ、世界のスマートフォン市場の覇権を防御するという戦略だ。 市場調査会社のカウンターポイントによると、サムスン電子の昨年のスマートフォン出荷量は2億9180万台で、世界トップを守ったが、2017年の3億1810万台よりは8.3%減少した。

特に市場調査会社のカナリスによると、昨年、インドのスマートフォン市場で小米が29.9%のシェアで、サムスン電子を抜いて初めて1位を占めた。 サムスン電子は25.8%にとどまり、2位に後退した。
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