ソウル市、外国人観光客に「ぼったくり料金」タクシーの取り締まり強化

[空港の取り締まり写真[写真=ソウル市提供]]


外国人観光客2000万時代を目前にしたソウル市が外国人対象のぼったくり料金などタクシーの違法営業の取り締まりを強化する。

15日、ソウル市は外国人観光客にぼったくり料金をかけるタクシーを集中的に取り締まると発表した。昨年一年間、外国人対象の違法行為で摘発された310件のうち、不当料金徴収(ぼったくり料金)は301件で97%を占めた。

市は外国人観光客の初関門である仁川・金浦空港の取り締まりを月1回から週2回以上、大幅に増やすほか、ソウル地方警察庁(観光警察)、韓国空港公社などと違法営業が疑われる運転手の情報などを事前に共有して取り締まりの実効性を高める方針だ。

特に5月、10月には、中国のメーデー、国慶節連休、日本のゴールデンウィークでソウルを訪れる外国人観光客が多く、デパート、観光地、宿泊施設などを中心に特別取り締まりを実施する予定である。

現在、市は仁川空港と協業して、外国人観光客に不当料金を徴収した車の入車を制限している。一度だけ行政処分を受けても、60日間仁川空港内で営業禁止、3回目からは無期限に入車が制限される。

また、空港の案内デスク、タクシー乗り場、外国人が利用する複数の施設などに不当料金の申告方法リーフレットを配布して、外国人観光客の被害予防に乗り出している。

今年2月には外国語が話せる取り締まり公務員も11人から19人(中国語8人、日本語6人、英語4人、ベトナム語1人)に増やした。

効果的な取締りのために市は、タクシーを利用した外国人観光客を直接インタビューする方法と潜伏取り締まり、外国人観光客を装ってタクシーを利用するミステリーショッパー(mystery shopper)取り締まりなどを並行している。

オ・ジョンボムソウル市交通指導課長は「ソウルを訪れる外国人観光客は増えているが、タクシーの違法行為は相変わらず行われている」とし「グローバル都市としての面貌を見せ、国の品格を高めるため、外国人観光客が交通利用に不便がないようにタクシーの違法行為を徹底的に取り締まっていく」と述べた。
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