文大統領、「大邱、ロボット産業の中心都市へ」

  • 文在寅大統領、22日に就任後2回目の大邱訪問

[写真=聯合ニュース提供]


文在寅(ムン・ジェイン)大統領が22日、「大邱(テグ)はロボット産業の中心地として発展する力量が十分だ」とし、「アディダス(adidas)の靴工場が再び自国に帰ってきたように、大邱もロボット産業を通じて製造業の中心地として復活するだろう」と述べた。
文大統領はこの日の午前、大邱市達城郡(タルソングン)の現代ロボティックス工場で開かれたロボット産業育成戦略報告会で、「(大邱は)近代化を率いてきた力でロボット産業を起こし、未来の新産業の中心都市になるだろう」と明らかにした。

こ日の行事には、ソン・ユンモ産業通商資源部長官とユ・ヨンミン科学技術情報通信部長官、クォン・ヨンジン大邱市長、イ・チョルウ慶尚北道(キョンサンプクト)知事など、政府や地域自治体の関係者をはじめ計350人余りが参加した。

文大統領は「農業国家である大韓民国を産業国家に革新した都市である大邱は、繊維産業をはじめ大韓民国の経済発展を牽引した」とし、「今日、大邱がロボット産業を大邱の未来産業として採択したのも、まさにこうした資産と底力によるものである」と力を込めて述べた。

また「ロボット産業は大邱の機会であり、大韓民国の機会である」とし、「国内唯一のロボット産業振興機関『韓国ロボット産業振興院』がここ大邱にある」と強調した。

さらに「ロボット産業クラスターが造成されており、国内1位のロボット企業、世界3位のグローバルロボット企業を含めて、首都圏を脱しロボット企業が最も多い都市でもある」と付け加えた。

文大統領は「ロボットが発展するほど人の役割が大きくなるべきだ」とし、「人がやるべき危険な仕事を、ロボットが助けながら生産性を高めるとともに雇用も創出している」と説明した。

続けて、「実際ここ大邱でロボットを導入した後、企業の売上が伸び、働き口が作られたケースが多い」と、「約80台あまりのロボットを導入してプレス、溶接工程を自動化したが、むしろ生産技術と開発、研究人材を新規採用した企業もある」と明らかにした。

文大統領は、「政府はハイリスク・高強度・有害作業環境にロボットが広く活用されるようにする」とし、「低価格の協同ロボットを集中的に支援していく計画だ」と述べた。

それと同時に「人工知能、5Gなどの新技術との融合、部品やソフトウェアの国産化を通じて、国内ロボット産業を未来の経済成長基盤の産業として集中的に育成したい」としながら、「サービスロボット分野は市場性と成長性を考慮して、トルボム(世話・ケア)、ウェアラブル、医療、物流4大有望分野を選定し、オーダーメイド型の開発と輸出を支援する」と言及した。

また「新技術・新製品の発売を繰り上げて支援するため、規制のサンドボックス制度も積極的に活用する」とし、「大邱市が未来の新成長産業として選定した水、医療、エネルギー、未来型自動車、スマートシティ産業はロボット産業と結びつくとき、シナジーがさらに大きくなりかねない」と述べた。

文大統領が大邱を訪れたのは昨年2月、「2・28民主運動」記念式に出席してから約13ヶ月ぶりであり、就任後2回目だ。政府は昨年に2・28を国家記念日に指定し、文大統領が大邱を訪れて国家レベルでの初の記念式典を開催した。
 
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