SKCと三井化学の合弁会社であるMCNS(Mitsui Chemicals & SKC Polyurethanes Inc.)がロシアのサンクトペテルブルク市にシステムハウスを設立し、ロシア市場に本格的に進出する。
MCNSは8日、ロシアのサンクトペテルブルク市で開かれるロシア国際経済フォーラム(SPIEF)で、市政府委員会、経済特区社長などとMCNSのロシアシステムハウス建設関連の特別経済区域(SEZ)投資および敷地買収条約を締結したと10日、明らかにした。
これによってMCNSは工場建設の許認可など関連行政支援と税制優遇措置を受けられるようになった。 MCNSは9月、特別経済区域に1万5000トン規模のシステムハウスを着工し、2020年上半期に完工する計画だ。 このため、4月に法人を設立し、現在工場の設計などの着工を準備している。
MCNSが進出するサンクトペテルブルク市には現代自動車、トヨタ、日産など韓国と日本の主要ポリウレタン顧客会社が進出している状態だ。 現代自動車は市場シェア2位を占めており、LG電子も冷蔵庫の市場シェア2位を占めている。 MCNSはまず、これらのメーカーに高品質製品を安定的に供給する一方、今後、ロシアメーカーに供給を拡大する計画だ。
MCNSの関係者は"今回、ロシアのサンクトペテルブルク市にシステムハウスを設立すると、MCNSシステムハウスは米国、メキシコ、ポーランド、インドなど世界12カ所に拡大される"、"MCNSはロシア以外にも高成長地域を中心に海外拠点を持続的に増やしていくだろう"と話した。
MCNSは2015年7月、SKCと日本の三井化学が50:50提携して作ったポリウレタンの専門メーカーだ。
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