「赤い水道水」、予告された人災・・・水道管を性急に変えて「初等対応」失敗

  • 水道管の変更過程で水垢などの異物混入

  • 水道水22日から段階的に正常供給

[写真=聯合ニュース(環境部のキム・ヨンフン水統合政策局長が仁川市の「赤い水道水」事態の原因について説明している)]


仁川の「赤い水道水」事態は、水道管を変えるときに管に付いていた水垢などの異物が混ざって出てきたためであることが明らかになった。

この過程で、仁川広域市が水道管の管理不十分で事前予防ができなかったうえ、異物除去など初動対応にも失敗した点が主な原因と確認された。

地域住民たちは、事故発生20日が経っても原因が分からないまま水道水を使用して被害を受けたと抗議している。 「シャワーをして皮膚病にかかった」、「水道水ではなく、ミネラルウォーターで料理をする」などの苦情も殺到している。

政府は、現在飲み物としては水不適切だが、今月22日から順次に水道水が正常化されると明らかにした。

環境部は18日、先月30日から仁川西区で始まって2日の永宗(ヨンジョン)、13日からは江華(カンファ)地域まで拡大されている赤い水道水(赤水)の事故関連の調査結果を発表した。

環境部によると、浄水場から家庭までの水を供給している管路を変える過程で、サビや管路の内部に付着した水垢が濾過されないまま、水道水と混ざって出てきたため水の色が赤く変質された。

具体的には上水道管路を変更するときに水が流れる方向が変わることで生じるサビなどに備え、十分な時間をかけて水を抜く必要(排水)がある。しかし、仁川市は水の量、速度などの変化を考慮せず、性急にバルブを開いて異物が混じった水道水を家庭まで供給したことが分かった。

環境省は「バルブの開放時、流量増加とともに一時的に水の濁り程度(濁度)が急上昇して飲料水の水質基準を超過したことが分かったが、浄水場では別の措置なしに水を供給した事実が確認された」と説明した。

続けて「事故発生後、異物が持続して浄水池、送水管路、給排水管路、住宅街に移動し、事態が長期化した」と付け加えた。

現在、環境部と仁川市は管路内の異物を完全に除去する作業とともに学校の給食などに支障がないよう飲料水支援を並行している。

今月22日から段階的に水道水の供給を正常化するという計画だが、飲料水の水準まで至るには時間がかかると予想した。

これに先立ち、パク・ナムチュン仁川市長はブリーフィングを開いて再度謝罪し、責任者である上水道事業本部長と公村(ゴンチョン)上水場事業所長を職位解除したと明らかにした。


 
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