米FRBの利下げシグナルに金価格の高騰・・・5年間で最高

  • 金の現物、取引中2.5%急騰・・・ 2013年9月以来の最高値

[写真=gettyimagesbank]


米連邦準備制度(Fed・FRB)が年内の利下げシグナルを送り、金価格が高騰している。20日、金価格は5年ぶりに最高水準まで上昇した。

ブルームバーグによると、金の現物価格が20日、一時1オンス当たり1394.11ドルで前日より2.5%上昇した。2013年9月以降の最高値だ。現在は1380ドル台前半で取引している。

先月、米中貿易交渉決裂後の貿易紛争激化に安全資産の選好度が高まり、金価格が本格的に上昇し始めた。1か月間、金価格の上昇率が約8%に達するとフィナンシャル・タイムズ(FT)が集計した。

世界的な景気減速への懸念に、世界各国で金融政策の緩和に転じる雰囲気が広がり、金価格の上昇をあおった。金は利子や配当がないため、金利が低くなると、投資の魅力が相対的に高くなる。

また、金をはじめとする商品(原材料)は国際市場で主にドルで取引されるため、ドルの価値が下落すると、価格が上がる。ドルを使わない国で金価格が下がると、需要も増加する。昨夜、米連邦準備制度(Fed・FRB)は政策金利を凍結したが、声明で「忍耐」という文字を削除し、年内の利下げの可能性を開いた。すぐにFRBが7月の利下げに乗り出すとの見通しが強化され、グローバルな主要通貨に対するドルの価値を算定するドル指数が0.5%も下落した。

CMCマーケッツのチーフ・マーケット・ストラテジスト、マイケル・マッカーシー氏はブルームバーグに「緩和的金融政策の環境が造成される可能性が高い」とし、「今回の金価格の上昇で重要なのは金価格が主要な技術抵抗線を越えているという点だ。経済環境に技術的な買収の流れが追加された状況だ。金価格の上昇を期待する良い環境」だと述べた。
 
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