サムスン電子、フォルダブルに続きくるくる丸めるスマート機器を準備中

  • 左右ディスプレイ拡張ノートパソコンのデザインなど特許出願が相次ぐ

  • 昨年11月にローラーブルスマートフォンをWIPOに出願したりも

  • 垂直に画面を伸ばした携帯...近いうちに商用化の可能性

[写真=特許庁(サムスン電子が昨年12月に特許庁に出願したローラーブルノートパソコンのデザイン)]


フォルダブルの次はローラーブルだ。サムスン電子が「ギャラクシーフォールド」の次のバージョンとしてくるくる丸めるスマートフォンとノートパソコンを準備している。次世代ディスプレイとして注目されるローラブルディスプレイと関連する特許を相次いで出願するなど、慌ただしく動いている。

20日、関連業界によると、特許庁は今月3日、サムスン電子のノートパソコンのデザイン特許を公開した。この特許は、昨年12月にサムスン電子が出願したものだ。

サムスン電子側は出願文書を通じて、該当製品を「ディスプレイが拡張するノートパソコン」だと説明した。普段は既存のノートパソコンと変わらない形だが、必要に応じてディスプレイ部分だけ左右に伸ばせる。16対9の画面比率を最大に伸ばすと、32対9に近い水準に変わる。

デザイン特許であるだけに、実装方法の詳細については公開されなかった。しかし、業界ではLG電子が今年の初め「CES 2019」を通じて最初に披露したローラブルテレビ「The LG SIGNATURE OLED TV R 」と類似した方式のローラブルディスプレイを搭載すると推定している。

ローラーブルディスプレイは次世代技術として注目されているフレキシブルディスプレイの一種だ。液晶表示装置(LCD)や有機発光ダイオード(OLED)など、従来のディスプレイが液晶を硬いガラス基板で囲んだものとは異なり、ローラーブルディスプレイはこれを柔軟なプラスチックフィルムに置き換えた。

衝撃にも簡単に壊れず、薄くて軽い特性を持っており、幅広い分野で活用度が高いと期待される。特に、スマートフォンなど小型電子機器に搭載される場合、巻いて保管しながら必要なときに広げて使用できるため、携帯性を飛躍的に高められるとみられる。
 

[写真=世界知的所有権機構(昨年11月、サムスン電子が出願したローラーブルスマートフォンの特許)]


LG電子がローラーブルテレビでスタートラインを切った中、サムスン電子も様々なローラーブ製品を準備している。先立って昨年11月には、ローラブル技術を適用したスマートフォンの特許を世界知的所有権機関に提出した。この製品は垂直に画面を拡大させる形だ。従来の画面の60%まで拡大させることができる。

サムスン電子の子会社であるサムスンディスプレイは、すでに何度もローラブルディスプレイを披露したことがある。昨年5月、米ロサンゼルスで開催された国際情報ディスプレイ学会の展示会でもローラブルディスプレイを活用した車載情報表示システムを公開した。近いうちに商用化も難しくないというのが業界の評価だ

LG電子もローラブルディスプレイを活用したスマートフォンを検討しているという。LG電子のクォン・ボンソク HE事業本部長(社長)も今年1月、CESの記者懇談会で「ローラーブルディスプレイがタブレットPCや小型デバイスへと拡散する可能性も念頭に置いている」と述べている。

ローラーブルOLED分野の競争が始まり、市場規模も本格的に拡大する見通しだ。市場調査会社IHSマークイットはローラーブOLEDディスプレイの出荷台数が今年5000台から2025年には3400万台へと増えるだろうと見通した。このうち300万台がTV用、3100万台モバイル用に使われるものと予測している。
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