縦横無尽SKネットワークスの崔信源会長・・・「SKマジック、2021年までに必ず上場」

  • 「急ぐことはない」・・・最適な時期調整

[写真=SKネットワークス提供]


SKネットワークスの崔信源(チェ・シンウォン)会長が子会社であるSKマジックを2021年までに必ず上場すると強調した。

崔会長は去る19日、ソウル中区(チュング)商工会議所で開かれた「韓国・ブラジルビジネスフォーラム」で記者と会い、予想より遅れているSKマジック上場について「よく整えていくために、まったく急ぐ必要はない」とし、「再来年(2021年)に必ずする」と述べた。

SKマジックは2016年、崔会長が東洋マジックを買収して発足した家電レンタル会社だ。浄水器、ガスレンジ、食器洗浄機などが主な品目だ。買収当時SKマジックのアカウント数は97万個だったが、事業を本格化してから3年も経たないうちにレンタルアカウントが160万個を突破した。

今年第1四半期の売上高と営業利益はそれぞれ1809億ウォン、154億ウォンだった。これは昨年同期比それぞれ22%、156%増加した数値だ。SKマジックがSKネットワークスの中核キャッシュ・カウ(収益創出元)となったという評価が出る理由だ。

SKマジックの規模が大きくなるにつれ、業界では今年中に有価証券市場の上場を進めるという推測が出てきた。IB業界ではSKマジックが上場する場合、企業の価値が兆単位に達すると推定している。

しかし、崔会長は上場日程を調整して最適の時期を狙うという立場だ。業界ではSKグループのバイオ子会社であるSKバイオファームとSK建設なども上場を控えており、企業公開(IPO)興行のために順番を待っているという分析も出ている。

崔会長は今年、海外市場への進出にも積極的に乗り出しSKマジックの外形を育てることに集中する方針だ。SKマジックは昨年、マレーシアに進出して海外レンタル事業を本格化した。

マレーシアはすでに熊進(ウンジン)コーウェイ、ククホームシス、チョンホナイスなど、韓国のレンタル企業が進出して熾烈な競争を繰り広げている。国内レンタル市場が飽和状態である反面、マレーシアは成長が著しい。マレーシアは立ち遅れた上水道インフラで水道水の品質が良くなく、浄水器の需要が地道に増えている。

SKマジックはマレーシアで海外事業の基礎を築き、まだレンタル市場が初期段階であるベトナムなど周辺の東南アジア諸国に事業を拡大していくという計画だ。SKマジックは今年初め親会社であるSKネットワークスのグローバル事業の資産、負債、人材を100億ウォンで譲り受けたことがある。これによってSKマジックはベトナムとマレーシア法人の株式100%、日本合弁会社の持分49%を確保することになった。

崔会長はSKマジックの海外市場への進出について、「一つ一つじっくり準備している」とし、「レンタル事業は現地の雰囲気が最も重要なだけに、現地の事情を見守りながら対応している」と強調した。

崔会長は今年の事業のほかにも様々な対外活動に乗り出す。彼は現在、韓・ブラジルソサエティー(KOBRAS)会長、大韓フェンシング協会会長などを務めている。先週には日本の東京に行ってきた。実際彼は「東京で開かれたアジアフェンシング選手権大会に参加した韓国選手たちを応援するために行ってきた」と述べた。8月には、ブラジルとの経済協力方案を模索するために現地を直接訪問する。崔会長は「忙しいことは何でもなく、仕事があるというのが真の幸せだ」と笑って見せた。

 
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