トランプ大統領、「対米投資拡大を要求」・・・CJ「10億ドルの投資」、肯定的に回答

[写真=AP・聯合ニュース]


ドナルド・トランプ米大統領が韓国の主要グループのトップらと会い、対米投資にさらに弾力的に乗り出してほしいと要請した。「エクセレント(素晴らしい)」を連発し、これまで進めてきた投資に対する感謝のあいさつも伝えた。企業の各社が最も懸念していたファーウェイ制裁関連発言はしなかった。概ね和気あいあいとした雰囲気の中で賞賛と徳談の言葉だけを何度も伝えた。

トランプ大統領は30日、ソウル龍山区(ヨンサンク)グランドハイアットホテルで企業のトップらと懇談会を開き、「今が(対米)投資を拡大するのに最も適切な機会」だとし、「大企業を筆頭にした韓国企業がより積極的に乗り出してほしい」と呼びかけた。

この席にはサムスン・現代自動車、SK、LG、ロッテなど国内5大グループを含む大企業のトップ18人が出席した。財界順位ではなく、米国に多く投資をした企業を中心に招待されたという。韓国企業は2017年にトランプ大統領就任以後、計360億ドル(約40兆ウォン)規模の対米投資を断行した。

これに対する感謝のあいさつも伝えた。この過程で「すばらしい」という表現を4回も言及し、韓国企業を褒めた。また、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長と 現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)首席副社長、 SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長、CJグループの孫京植(ソン・ギョンシク)会長などを直接立たせて拍手を送ったりもした。

彼は「米国に投資してくれた韓国企業、それを導いてくれた韓国の大企業のトップらに感謝の言葉を申し上げる」とし、「これを通じて5万個以上の新規雇用が創出された」と説明した。

特に辛東彬(シン・ドンビン)ロッテグループ会長に感謝の気持ちを表わした。先月ロッテは、米ルイジアナ州にエチレンの年間100万t生産工場を完工した。総事業費だけで3兆6000億ウォン規模だ。トランプ大統領は「(辛会長が)とても素晴らしいことをした」とし、「非常に感謝している」と繰り返して述べた。

韓米自由貿易協定(FTA)に対する成果も説明した。トランプ大統領は「昨年、韓国を相手にした貿易赤字が20%以上減少し、今年から改正されたFTAが適用されている」とし、「(韓米FTAは)両国に役立つ協定」と評価した。この過程で、米国産自動車の輸入クォータが2倍に増えた点を言及し、「米国の自動車会社が喜んでいる」と、「よりバランスのとれた貿易関係を達成するために努力する」と説明した。

当初、財界で最も懸念していたファーウェイ制裁への参加関連にする言及はしなかった。これに先立ち、日本・大阪のG20首脳会議で、米中貿易交渉の再開に関連合意が行われた影響とみられる。実際、トランプ大統領は「大阪会談をきっかけに交渉は正常軌道に復帰した」とし、「習近平主席は非常に強くてスマートであり、米国が大好きな方」と評価した。

財界関係者は「反ファーウェイ戦線に参加してほしいという圧迫があるとの見通しも出たが、全くなかった」とし、「非常に和気あいあいとした雰囲気の中で会合が終わった」と伝えた。

一部の企業は追加の対米投資計画を明らかにし、トランプ大統領の要請に応えた。

CJグループの孫京植会長は「今後10億ドルの追加投資をなるべく早く実現する」と言及した。辛東彬 会長も「いくつか追加の対米投資案を検討している」と述べた。

 
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