金利連携DLSに続き、原材料DlSも損失を懸念

  • 金利関連販売残高だけで1兆ウォン・・・被害はさらに増えそう

  • 海外原油価格も短期急落時には損失は避けられない

  • 損失区間まで余裕あり・・・注意を払わなければ

[写真=聯合ニュース]


大規模な損失が予想される派生結合商品(DLS)が海外金利だけでなく、原油などの原材料連携型でも販売されており、さらなる被害の懸念が高まっている。現在、海外金利と連携された商品の販売残高だけで1兆ウォンに迫り、実際のDLS被害は増えるものとみられる。

19日、金融界によると、現在、米国産ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物とブレント原油の価格は、昨年10月の高点に比べて70%水準だ。

去る16日(現地時間)、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で9月の引き渡し分のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は、1バレル当たり0.7%上昇した54.87ドルで取引を終えた。ロンドンICE先物取引所の10月物ブレント原油も1バレル当たり58.2ドルで取引を終えた。これは、最近1年間で最高値だった昨年10月3日と比較してそれぞれ28%、32.5%下落した数値だ。

DLSは金利だけでなく、原油、為替、信用などの価格変動と連携して、事前に定められた方法に基づいて満期支給額が決定される派生商品だ。お金を預けておいて、基礎資産が一定の水準にとどまれば、年間4〜5%の収益率を確保する一方、区間の下に降りていくと、最大元金すべてを失う可能性があるように設計された。

原油価格を基礎資産としたDLSは、満期日まで原油価格が損失区間に落ちなければ、通常、元金の10〜20%を収益的に提供する反面、一度でも損失区間の下に下がったことがある場合、満期日には最初の基準価格比下落率に当たる損失が発生する。損失区間は概ね最初の基準価格の40〜50%水準だ。

専門家らは国際原油価格が今年第2四半期を底にして来年上半期まで上昇すると予想しており、損失区間までは余裕があるという意見だ。ほとんどのDLS満期は来年に到来する。しかし、米中貿易の緊張が続く場合は、国際原油価格が50ドルの下に下がる可能性もなくはない。

金融圏の関係者は、「一部の銀行が金利急落を予想できず海外金利DLSを販売していただけに、海外原油価格も短期的に大幅の原油価格の急落が現れると、元金の損失は避けられない」とし、「まだ原油DLSは損失区間まで余裕があるが、下落速度が速いため注意深く見守らなければならない」と述べた。
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