現代・起亜自動車「シータ2エンジン」の悪材料・・・第3四半期の業績に「冷や水」

[写真=現代自動車提供]


現代自動車と起亜自動車が来週発表する第3四半期の経営業績が「シータ2 GDi」エンジンと関連した「品質コスト」によって不振すると見通された。

15日、業界によると、現代自動車と起亜自動車は第3四半期業績を来る24日に発表する予定だ。現代車が起亜車より一日早く発表する慣行が最近10年間続いたが、今回の発表は同じ日に行われる。

当初、証券会社の専門家らは現代・起亜自動車の売上高が小幅増加した中で、為替環境が友好的で現代自動車が今年のストなしに賃金・団体協約交渉を妥結したことによって業績好転を予測した。

しかし、現代・起亜自動車が11日、米国と韓国で販売したシータ2 GDi(直接噴射、Gasoline Direct Injection)エンジンが搭載された車両469万台を対象に「生涯保証」を提供し、米国で提起された集団訴訟5件に補償金を支給するという発表をした以後、業績見通しが大幅に引き下げられた。

エンジンの品質コストは現代車が6000億ウォン、起亜自動車が3000億ウォンなど計9000億ウォンで、第3四半期に費用として処理される予定だ。

これにより、韓国内の証券会社11社が修正した現代自動車の第3四半期の営業利益見通しは平均4440億ウォンで、第2四半期の1兆2380億ウォンより64%急減すると予測された。

サムスン証券のイム・ウンヨン アナリストは、今回の措置、米国の集団訴訟12件のうち5件が終結されるが、ガンマエンジンとポート噴射式(MPi)エンジンの非衝突火災関連の訴訟なども行われているとし、不確実性がすべて解消されたと見るのは難しいと指摘した。

彼は「これから現代・起亜車は品質保証のコストをもっと保守的に設定すると予想される」とし、「需要不振で販売台数が増加していない状況で、毎年2000億ウォン水準の追加引当金だけを仮定しても、現代車は0.2%ポイント、起亜自動車は0.4%ポイントの営業利益率の下落効果が現れる」と述べた。

シンヨン証券のムン・ヨングォン アナリストも、今回の合意は米国検察のリコール適切関連調査とは別にあり、2015~2019年の生産モデルも類似した欠陥のリスクを排除できないという点などにより、不確実性が残っていると明らかにした。
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