[ルポ] ハンファエアロ、ロールスロイスと協力して航空エンジン市場「トップ-ティア」正照準
- ハンファエアロ、ロールスロイスと最大10億ドル(1兆2000億ウォン)のエンジン部品供給契約を締結
- ロールスロイス「ハンファエアロは部品納入会社のうちトップ5に入る信頼できるパートナー」
- ハンファエアロ「ロールスロイスと協力してグローバル航空エンジン市場の『トップ-ティア』に成長する」

양정미 기자

登録 : 2019-11-12 11:27 | 修正 : 2019-11-12 11:27

[写真=ハンファエアロ提供]


去る5日(現地時間)訪れた英国ダービー所在のロールスロイス社の航空エンジン生産工場。

冷たい風が吹く肌寒い天気にもハンファエアロスペースのシン・ヒョンオ代表とロールスロイスの副社長級の役員4人がうきうきした表情で手を合わせた。この日に締結した10億ドル(約1兆2000億ウォン)規模の航空機エンジン部品の供給契約を記念するためだ。両社間の単一契約基準では最大規模であり、ハンファエアロが最近成し遂げた結実の中で最も大きな成果だ。

シン代表は、「ロールスロイスとこのように大きな契約は初めて」とし、「これまで30年以上の協力体系を継続しながら積み上げてきた信頼の結実だ」と自信のある表情を浮かべた。この場に共にしたハンファエアロのソン・サンヒョン広報チーム長は、「ロールスロイスから当初、副社長級の役員2人が出るといったが、人員を増やして計4人が出た」とし、「それだけ前に比べて高くなった地位を証明している」と耳打ちした。

韓国内でロールスロイスはラグジュアリー乗用車ブランドとして知られているが、実は海外では「航空機エンジンメーカー」としてもっと有名だ。米国GE(ゼネラル・エレクトリック)、P&Wとともに3大メーカーとして挙げられる。すでに100年を超える製造の歴史を持っており、自動車とは分離されて独立した事業として進めている。

ハンファエアロは現在、ロールスロイスに「エンジン燃焼器ケース」、「航空機エンジンケース」などモジュールを納品している。今回の契約を通じて供給範囲がタービン部品まで広がった。タービンはエンジン部品の中でも最も工程が複雑で、供給会社の選定が厳しいことで有名だ。それだけハンファエアロに対するロールスロイスの信頼度が高いと推測できる部分だ。

この日に見たロールスロイスのエンジン製作ラインのあちこちでも、このような事実が簡単に目に入った。ロールスロイスの最新式エンジンである「トレント」を組み立てる過程で、ハンファエアロが納品した部品が非常に比重が高く活用されていた。各組立ラインに位置した職人が繊細な手付きでハンファエアロの部品を一つ一つ組み立てていった。

ロールスロイスの関係者は、「ハンファエアロから納品した部品を組み立てるプロセスは100%手作業で細かく行われる」とし、「このような過程を経て完成されたエンジンは、ボーイング、エアバスなど世界的な航空機に搭載される」と説明した。

同日に同席したロールスロイスの副社長団も、ハンファエアロに対する高い信頼度を示した。ワーウィック・ マシューズ(Warwick Matthews)総括副社長は、「ハンファエアロは700カ所の供給会社のうち、信頼できるメーカーとしてトップ(TOP)5に含まれる」と述べた。

ノーバート・アント(Norbert Ant)副社長も「昨年、数百社余りのパートナー社のうち、他の企業をすべて抜いて『最高のパートナー賞』を受賞するほど、技術力と品質などすべての面で世界最高」と述べ、両手の親指を立てた。

ハンファエアロはロールスロイスとの協力関係を段階的に育てていく予定だ。3大エンジンメーカーのロールスロイスと協力を拡大させずに会社の未来を育てることは難しいという判断からだ。すでに、ベトナム事業場でロールスロイス専用ライン構築に突入した状態だ。

シン代表は「このため昨年10月にベトナム事業場内の第2工場を着工し、来年上半期に完成する計画だ」とし、「今後建てられる3番目の工場も相当部分がロールスロイスで満たされる可能性が高い」と説明した。

これを土台にグローバル航空エンジン市場で「トップ-ティア」へと成長していく計画だ。すでにハンファグループ内でも2022年までに4兆ウォンの投資計画を明らかにし、全社的支援の意志を表わした状態だ。年間6%台の高い市場成長の流れを反映した動きだ。ハンファエアロは最近5年間、ロールスロイス、GE、P&Wなど世界3大航空エンジン製作会社と約198億ドル(約23兆ウォン)規模の航空機エンジン部品供給権を獲得する成果を収めた。

シン代表は、「航空エンジン市場で『グローバルナンバー1パートナー』に成長するのが最大の目標だ」とし、「このために2025年までRSP事業(国際共同開発事業)トップ5入りという短期的目標を設定しておいた状態だ」と説明した。続いて「今後RSPメーカーとして成長するための選択が投資の核心だ」と付け加えた。
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