投資家らが12日(現地時間)、米国と中国の第1段階の貿易合意の可能性を注視したなか、ニューヨーク株式市場の主要指数が横ばい、小幅上昇した。
この日のニューヨーク株式市場のダウは、前日比横ばいで取引され、2万7691.49で引けた。S&P500指数は4.83ポイント(0.16%)上昇した3091.84で、ナスダック指数は21.81ポイント(0.26%)上げた8486.09でそれぞれ取引を終えた。
ドナルド・トランプ米大統領は同日、「ニューヨーク経済クラブ」の演説で米国と中国の交渉家らが第1段階の貿易合意に近づいたと述べた。しかし、交渉妥結が失敗に終わる場合、関税を賦課すると再び脅しをかけた。
投資家は、トランプ大統領から第1段階の貿易合意の時期や場所などに対する具体的な進展を待ったが、関連言及はなかった。貿易交渉への言及が原論的な水準であるという評価が相次いだ。
ロバート・W・ベアードの市場ストラテジスト、マイケル・アントネッリ氏は、「合意には難しさがある。それは市場も理解する部分だと思う。今回の演説でこのような考えを変えるほどのところはなかった」と評価した。
種目別ではディズニーがストリーミングサービスのディズニープラスを披露した影響で1%以上上昇した。フェイスブックは、他の人に送金したり、商品・サービス代金を払うことができる決済サービスである「フェイスブックペイ」を発売したと明らかにし、株価が2.6%跳ね上がった。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>