中国の王毅国務委員の訪韓、サードで閉ざされていた韓・中関係復元の信号弾になるか
王毅、4年8カ月ぶりに訪韓…「韓・中・日」首脳会さんの事前調整が目的
「韓中首脳会談」中国の習近平主席、韓国の国賓訪問推進が議論されるかも
「米中交渉の不確実性」、韓中関係の変数に…習主席の訪韓に障害」
「米朝交渉の膠着」「中朝国交正常化70周年」金・正恩の訪中可能性も関心事

양정미 기자

登録 : 2019-11-25 14:37 | 修正 : 2019-11-25 14:37

[写真=聯合ニュース(中国の王毅外交担当国務委員兼外交部長が康京和外交部長官と挨拶をしている)]


中国の王毅(ワンイー)外交担当国務委員兼外交部長の訪韓が高高度ミサイル防衛システム(サード・THAAD)配置の問題で揺れていた韓中関係の復帰信号弾になるかに関心が集まっている。

25日、外交筋によると、王委員は来月初めに韓国を訪問する。王委員の訪韓主な目的は、来月末、中国・四川省の成都で開かれる韓・中・日3カ国首脳会議の事前調整であると知られた。

◆習近平主席、年内国賓訪韓するか

去る20日、ユン・スング外交部次官補が中国・北京で羅照輝中国外交部副部長に会い、韓・中・日3カ国首脳会議と韓・中協力強化について話を交わしたのも、これを裏付ける。

また、去る5日には張夏成(チャン・ハソン)駐中韓国大使が羅副部長に会って両国の共通の関心事について意見を交換し、中国の習近平国家主席の国賓訪韓を議論したという観測も流れた。このため、王委員の訪韓中に習主席の訪韓が議論される可能性もあるという見方も出ている。

去る2017年、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の中国国賓訪問で「サード」と悪化していた韓・中関係は収拾局面に突入しており、徐々に回復された。しかし、1年4カ月あまりの間に積もったサード「わだかまり」は依然として制限的に回復水準にとどまったという評価だ。

このため、今回の王委員の訪韓で習主席の国賓訪問が推進されれば、韓・中の友好的な関係、戦略的協力パートナー関係が一層固まるという観測だ。習主席の訪韓を契機に、韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA・ジーソミア)終了条件付延期、朝米の非核化交渉など両国の安保懸案を解決するための韓・中首脳会談が開催されるものとみられる。

外交筋と専門家たちも習主席の訪韓推進の可能性に重きを置いている。

ある専門家は「12月に開かれる韓・中・日首脳会議で両国首脳の会談が行われる可能性がある。しかし、国際会議を契機とした首脳会談ではなく、国賓訪問を通じた首脳会談がもっと意味がある」と説明した。

来月成都で韓・中首脳間の会合が行われる可能性もあるが、これよりは習主席の訪韓が両国の関係改善により効果的だという意味で解釈される。

外交筋も「政府が望むのは韓・中首脳会談ではなく、習主席の訪韓であるだろう」とし、「文大統領が前回も行ったので、今度は習主席が来る順序だ」と述べた。ただ「米中貿易交渉の不確実性のため(習主席が年内に韓国に)来るのは難しいかもしれない」と付け加えた。

◆金正恩、年内訪中の可能性…北朝鮮問題、韓・中協力について議論するよう

韓国のサード配置は2016年1月、北朝鮮の第4回目の核実験に伴う韓半島の情勢悪化で触発された。これは韓・中関係の悪化の始まりが北朝鮮にあるということを意味する。安定的な韓・中関係を維持するためには、北朝鮮の核問題の解決が不可欠であるわけだ。

現在、米朝非核化実務交渉は北朝鮮と米国が「新しい計算法」をめぐって神経戦を繰り広げ、膠着状態に陥っている。これにより、来年の新年の辞のために年末までに成果を出そうとする北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が朝・中国交正常化70周年を契機に、非核化交渉の解決策を見出そうと「血盟関係」にある中国を年内訪問し、習主席に会う可能性があるという観測も出てくる。

金委員長の年内訪中が決まれば、王委員がこれを韓国と議論するだろうという推測もある。韓半島の非核化・平和プロセスの進展のために韓・中間の戦略的疎通を強化しなければならないという認識が高まっているからだ。

同徳女子大学のイ・ドンリュル中国学科教授は最近、あるセミナーで「東アジア情勢が緊迫に展開されているだけに、韓・中間の緊密な戦略的疎通が切実な状況だ」とし、「北朝鮮の非核化など韓半島における『中国の役割』は、さらに重要になるだろう」と主張している。

しかし、外交筋は「今の米朝非核化交渉の第土台が作られた時、、中国の役割は大きくなかった。現在の状況では、中国が(非核化交渉に)関与しても大きな利益を得ることができない」と、王委員の訪韓目的には「米朝」、「南北」の問題はないと見通した。

 
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