現代車の四川現代、水素商用車の拠点となる…持分買収を通じて専門水素工場の確保

[現代車の四川現代、水素商用車の拠点となる…持分買収を通じて専門水素工場の確保]



現代(ヒョンデ)自動車グループの中国合弁法人である「四川現代」が低迷している中国市場の突破口に乗り出す。 中国政府が四川現代の持分を外国企業に全面開放し、現代車も持分の買収を通じて四川現代を水素商用車の拠点にする準備を終えたためだ。

特に海外独立法人は迅速な意思決定と自律性を確保できるだけでなく、水素燃料電池車を生産する場合に強調される「保安性」も強化できる。 現代車がグローバル水素車先導企業として成長する羽根をつけたわけだ。

10日、中国地元の自動車業界によると、現代車は四川現代の持分を来年100%買収し、水素商用車専門工場として活用する案を推進中だ。 持分の買収を終えた後、2021年下半期頃、軽・中型水素トラックを発売することを目標に四川現代工場を運営する計画だ。 2023年までは1t級以上の水素貨物トラックを開発し、2025年に発売する予定だ。

特に現代車のイ・インチョル商用事業本部長(副社長)は中国現地で四川現代の重要性を強調する動きを見せている。 イ副社長は先月5日に開かれた「第2回目の中国国際輸入博覧会(CIIE)」に参加し、"中国市場の広い国土と地域特性、水素産業発展の状況を考慮しなければならない"、"このため、四川を中心に水素燃料電池車を重点配置する"と明らかにした。 低迷期にある四川現代を水素商用車専門工場として活用するという意味だ。

中国国家発展改革委員会は新エネルギー車両の開発に向け、来年から商用車の外資比率制限を撤廃することにした。 四川現代は2012年、現代車グループが四川南駿自動車グループと持分比率50対50で設立した合弁会社だ。 年間生産能力は70万台ほどだ。 バスやトラックなど大型車を生産しているが、中国市場が低迷期に入り、販売台数の激減で、苦戦している。

中国現地の関係者は"事実上、事業撤退の噂まで出回っていた四川現代の持分を現代車が100%買収するというのは四川現代を新事業である水素自動車専門工場にするということ"と説明した。 中国市場の低迷を未来モビリティである水素車成長のための機会にしたという話だ。

特に泗川は製造業基盤都市であるだけでなく、水資源も豊富な都市で、水素車を開発・生産するのに良い条件を備えている。 さらに、現代車の優れた水素技術力が四川政府の心を動かしたという。 四川政府は現代自動車と9月、「水素戦略協定」を締結し、積極的な支援を約束した。 3四半期から現代車は四川政府・四川現代と3者間の実務TFT「水素自動車プロジェクト」を構成している。

また、現代車は水素車の価格競争力の確保のため、現地の部品メーカーとの接触に乗り出した。 中国現地企業と地方自治体との戦略的協議も話し合っている。 来年からは四川を中心に国内の「Elecccity」水素燃料電池バスを試運転し、現地の状況に合わせた製品を研究する計画だ。 技術力だけでなく、デザインも強化する。 2月に新設された「現代商用デザイン室」は四川現代の水素トラックデザインを担当する。 従来のデザインチームを「室」に格上げしたのだ。

中国地元の自動車会社の関係者は"ほとんど自動車メーカーの水素燃料電池の商業用車両はまだ実証段階にある反面、現代車は既に商用モデルに含まれた"、"スイスと1600台の水素燃料電池の商用車供給契約をするなどリードしている"と話した。

現代車が中国市場の突破口を水素商用車にしたのは小さな水素トラックから中大型トラック、ミキサー車、バスなど水素を活用した領域が多様だからだ。 また、商用車は新エネルギーだけでなく、現代自動車が開発中の自律走行など新技術を適用できる領域も豊富だ。

冷え込んだ中国自動車市場を復興させるためには商用車しかないという判断だ。 現代自は中国の各種補助金の恩恵から除外されただけでなく、市場の低迷期を迎え、自動車の販売台数も急減している。 現代車は今回の独立法人発足計画で、ネクソに続き、水素商用車までグローバル水素先導企業に生まれ変わることができる見通しだ。
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