11月の輸出入物価、3カ月連続ともに下落・・・半導体不振の持続

  • コンピュータ、化学製品、金属製品の輸出悪化…ウォン・ドル為替レートも主な要因

[写真=聯合ニュース(釜山港・輸出が昨年12月以後、12カ月連続の減少傾向を続けている)]


11月の輸出入物価が3カ月連続で下落した。半導体を中心に輸出不振が続いた中、ウォン・ドル為替レートの下落も影響を及ぼしたという分析だ。

韓国銀行が13日に発表した「2019年11月の輸出入物価指数」によると、先月の輸出物価指数は97.11を記録した。前月の98.87に比べ1.8%下落した。輸出物価指数は昨年9月以降、3カ月連続下り坂を示した。前年同月比では6.2%落ち、6カ月連続の下落を記録した。

輸出物価の下落を主導したのは半導体だった。半導体を含むコンピュータ、電子および光学機器の輸出物価は前月の79.05より1.7%落ちた77.68を示した。昨年同期より18.5%下落した規模だ。そのうち主力輸出品目であるDラムが前年同月比49.5%も急減しながら全体の下落を導いた。

化学製品と第1次金属製品の輸出物価もそれぞれ前月比2.3%、2.1%下落した。特に第1次金属製品品目のうち合金鉄の輸出が前年同月比69.0%急減した影響が大きかった。化学製品の中では、テレフタル酸が28.1%減少した。

ウォン・ドル為替レートの下落も輸出物価を低下させた要因の一つでだ。先月、ウォン・ドルの平均為替レートは1167.45ウォンで前月の1184.13ウォンより1.4%下落した。

韓国銀行の関係者は「11月の輸出物価はウォン・ドル為替レートが下落した中、化学製品、コンピュータ、電子および光学機器などを中心に下落した」と述べた。

輸入物価のうち中間財は、第1次金属製品や化学製品がそれぞれ前月比2.0%、2.2%ずつ低下し、先月より1.6%下落した。資本財や消費財も前月比1.4%、0.8%下落した。

韓国銀行は、先月の輸入物価は国際原油価格の上昇にもかかわらず、ウォン・ドル為替レートが下がり、下落を記録したと説明した。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기