[CES 2020] 5G、CESを貫通する

  • クアルコムの「スーパーフォン」を作るSnapdragon 865公開

  • サムスン電子5GタブレットPC・デル5G対応ノートパソコン展示

  • キャリアの参加も増え、NTTドコモ初出展

[写真=Gettyimages Bank]


昨年4月、5G(第5世代移動通信)サービスが商用化された後、初めて開かれる世界最大の技術展「CES 2020」では、5Gと関連した具体的な製品が公開される。

6日、「CES 2020」を主催する全米民生技術協会(CTA)は、今年のトピックの一つとして5Gを提示し、「5Gの速度、信頼性、効率性が革新を起こし、エンターテイメント、デジタルヘルスケア、スマートシティのような産業を可能にする」と述べた。昨年も5Gは主要なトピックの一つだったが、商品化される前という限界にぶつかり、具体的な製品やサービスは公開されなかった。

5Gの拡散を最も喜ぶのはチップセットメーカーだ。今回のCESでチップセットメーカーは、5G拡散に備えるためにプレミアム製品を大挙披露する見通しだ。

クアルコムは先月「スナップドラゴン・テックサミット」で、今年の第1四半期発売する予定の「スナップドラゴン865(Snapdragon 865)」を公開した。今回のCESでも「Snapdragon 865」を展示すると予想される。クアルコムによると、Snapdragon 865は5Gスマートフォンをスーパーフォンに変えてくれる核心チップだ。オクタコアプロセスで従来比性能が25%向上した上、デスクトップ級のゲームパフォーマンスを出すことができる。8K超高画質映像の撮影も可能だ。

クアルコムは、「5Gが、消費者の経験を再定義するだろう」とし、「新たな技術革新の時代に、次世代モバイル技術は我々がまだ想像していなかった新たなサービスと産業を可能にする」と述べた。

インテルは今年のCESで、昨年就任したボブ・スワン最高経営責任者(CEO)が自ら5G基盤の自律走行技術を公開する予定だ。インテルの子会社であるモービルアイが自律走行技術の開発を主導している。

台湾の半導体企業であるメディアテックも5Gのチップセット「Dimensity 800」を公開する。 Dimensity 800は、ミッドレンジプロセッサとして知られており、今年第2四半期から出荷される。メディアテックは価格競争力を前面に出し、5Gサービスが始まった中国のスマートフォン市場を本格的に攻略する。

スマートフォンメーカーも具体的なサービスと製品を披露すると期待される。5G関連デバイスの分野で最も進んだのはサムスン電子だ。サムスン電子は昨年、ギャラクシー5Gスマートフォンを670万台出荷した。市場調査会社のカウンターポイント・リサーチによると、5Gスマートフォン市場でサムスン電子が占めるシェアは53.9%と集計された。今年第1四半期中に5G対応のタブレットPCも発売する予定だ。5Gタブレットは今回のCESで公開される可能性もある。

デル・テクノロジーズが公開する「Dell-Latitude 9510」は、AIソリューションで管理を自動化し、5G対応ノートPCだ。

5G商用化以降、関連市場が成長しながら移動通信社(キャリア)のCES参加も増えている。 5G時代にはIT技術が家電はもちろん、自動車、航空、旅行、食品産業などと密接に融合することができるからだ。

昨年SKテレコムが初めてCES展示場にブースを設けたのに続き、今年は日本のNTTドコモがCESに参加する。今回のCESを通じてNTTドコモは、昨年5月に公開した新しいネットワーク構想である「IOWN(アイオン、Innovative Optical and Wireless Network)を展示すると予想される。 NTTドコモは、スマートシティ、モビリティ、ヘルスケアなどのユースケースを披露する。
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