[CES 2020] 半導体メーカーも脱IT・・・「車を先取りせよ」

[写真=クアルコム提供(クアルコムの子会社であるクアルコムテクノロジーズが「CES 2020」で「スナップドラゴンライド」を公開した)]


米ラスベガスで開かれる世界最大の技術展「CES 2020」の開幕を翌日に控えた6日(現地時間)、インテルとクアルコム、AMDなどの主要半導体企業が一斉に記者懇談会を開き、新しいチップを発表した。これらの3社が出した製品の特徴は、モバイル、自律走行車など、いわゆる未来技術に最適化された製品であるという点だ。年初から新たな市場の主導権を握ろうとする半導体メーカーの競争が、「CES 2020」で激しく繰り広げられている。

米半導体専門企業のクアルコムは、「CES 2020」で未来自動車と関連した技術を大挙公開した。このうち、自律走行車用の運営システム、「スナップドラゴンライド」は多くの注目を集めた。スナップドラゴンライドは、自律走行車をサポートする完成形システムだ。個人用パソコンのようなコンセプトで、車線制御から自律走行自動運転、先端運転に至るまでのすべての機能を処理することができる。

クアルコムは、該当システムが適用された車両を2023年から生産する計画だ。現場の発表でクアルコムの自動車部門上級副社長兼ジェネラル・マネージャー、パトリック・リトル(Patrick Little)氏は、「バッテリーに限界がある電気自動車で電力の消耗を減らすことは非常に重要である」とし、「クアルコムの技術が、こうした限界を克服するために活用されるように努力した」と述べた。

クアルコムはさらに新しい車両用クラウドサービスも披露した、このシステムは、自動車メーカーがテレマティクスシステムなどを最新状態に維持できるように設計されている。また、従来の自動車製品開発周期を維持しながら自動車メーカーが消費者技術トレンドに合わせて製品を開発できるように支援する。

車両を2023年から生産する計画だ。現場の発表でパトリックリトルクアルコム自動車上級副社長兼ジェネラル・マネージャは、「バッテリーの限界がある電気自動車の消費電力を削減することは非常に重要である」とし「クアルコムの技術が、このような限界を克服するために活用されるように努力した」と述べた。

インテルも「CES 2020」の開幕に先立ち、自社が推進している自律走行に関する様々な未来のビジョンを紹介した。この席でインテルは、自律走行の根幹となる人工知能(AI)、モバイルコンピューティングの革新技術、スポーツ及びエンターテイメントの未来戦略などを一緒に提示した。

特にインテルは、ネットフリックスの動画ストリーミングサービスの最適化及び高速化、2020東京オリンピックに適用される3D選手追跡ソリューションなど、様々な適用事例を通じて、自社のAI技術がどのようにスポーツとエンターテイメントを変化させるかを強調した。

インテルのボブ・スワンCEOは、「インテルの目標は、顧客がAI、5G、知能型先端技術のような技術変化を最大限に活用できるように助けることだ」とし、「今後の暮らしを豊かにし、これから到来する数十年後の世界を共に作っていく」と強調した。

これと共に、クアルコムは新しい車、クラウドサービスも披露した。このシステムは、自動車メーカーがテレマティクスシステムなどを最新の状態に保つことができるように設計された。また、既存の自動車製品開発サイクルを維持しながら、自動車メーカーが消費者の技術トレンドに合わせて製品を開発できるように支援する。

ノートパソコンCPUの強者であるAMDは、米ラスベガスで高性能CPUとGPUの新製品を相次いで公開した。特に、グラフィックスプロセッサのCES発表は、競合他社のNVIDIAのを多分に意識した動きだという指摘だ。

AMDが今回のCESで公開した高性能プロセッサは、x86 8コアのウルトラシン(超薄型)ノートパソコン向けのプロセッサであるAMD Ryzen 4000シリーズのモバイルプロセッサ製品群である。この製品は7nm工程に基づき、モバイル機器に最適化された高い性能を提供する。特に、これらの製品はバッテリーの性能を第2世代Ryzenより2倍以上に増やしたというのが特徴だ。

AMDのリサ・ス―CEOは、「バッテリー性能の強化も7nm基盤の工程があってこそ可能だった」と述べた。これと共にAMDは、デスクトップとモバイル向けGPUでRadeon RX 5600シリーズのグラフィックスの製品群も一緒に公開した。
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