[CES 2020]シン・ジェウォン副社長“1700兆のUAM市場…航空会社と競争しても現代自の勝算はある”

[[CES 2020]シン・ジェウォン副社長“1700兆のUAM市場…航空会社と競争しても現代自の勝算はある”]



現代(ヒョンデ)自動車グループが近く到来する都心航空モビリティ(UAM)時代の先導者としての成功に自信を示した。 現代車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)首席副会長は未来の成長動力と見て投資しているUAMは個人用飛行体(PAV)を新たな移動手段として活用するサービスだ。 一定の停留場で4~6人乗りのPAVに乗り、都心内を移動するというコンセプトだ。

同種業界はもちろん、航空業界との競争でも十分に勝算があるという分析を出した。 その要因として現代車グループの大量生産能力と電動化・自律走行技術を挙げた。 グローバルUAM市場は2040年に1兆5000億ドル(約1750兆ウォン)規模に成長するものと見込んだ。

現代自動車グループのシン・ジェウォンUAM事業部長(副社長)は米ラスベガスで開かれた 「現代自動車メディア懇談会」で、“UAMは自動車と航空機が共に追求し共有できる点を備えた総合的な市場だ”としながらも、“しかし、現代自動車グループは高品質の大量生産能力と安全・原価節減技術が航空業界より優れており、すべての人々が享受できるUAMを実現できる”と力説した。 大衆的に使われるサービスであるだけに、価格が安く、安全でなければならず、大量生産が可能でなければならないという意味だ。 シン副社長のUAM事業成功への自信の根拠だ。

シン副社長は"米ボーイング社(世界2位の航空機製造会社)も自社の主力航空機である「737」機種を一月に60台程度しか作れない"、"UAMが実際に商用化になれば、航空機を生産しているように生産してはいけず、従来の完成車製造と同じ方式で行かなければならない"と話した。

生産能力だけでなく、自律走行と電動化部分においても完成車業界が有利だとシン副社長は診断した。 彼は“UAM時代が現実のものになるためには離着陸が可能なスカイポートが必要で、電動化には充電システムが欠かせない”とし、“自律走行も必須で、完成車業界には十分勝算がある”と強調した。

安全性への懸念についても言及した。 シン副社長は“(UAMの製作は)安全が最優先で、便法なしに完璧に行わなければならない”とし、“現在のコンセプトPAVは8つのローターを使用するため、一部が故障しても運行が可能であり、機体にパラシュートを適用することも検討している”と説明した。

現代車グループはUAMの本格的な商用化の時期を2030年と見ている。 シン副社長は"ウーバーが2023年、試験的に運営をすると言うが、これは完全自律化された手段ではなく、操縦士がいなければならない"、"4~6人程度の乗客が搭乗し、2人のパイロットが必要だろう"と話した。 さらに、"2029~2030年くらいになると、規制も新しく作られ、機体も性能がたくさん良くなるだろう"とし、"米国の大手証券会社のモーガンスタンレーはグローバルUAM市場規模を2040年1兆5000億ドル水準と予測している"と付け加えた。

シン副社長は鄭首席副会長との縁も紹介した。 かれは“現代自動車グループへの入社を決めた理由は会社を革新しようとする鄭首席副会長の意志が新鮮に感じられたため”とし、“それが正しいビジョンだと考え、同時に祖国に貢献したい気持ちもあった”と伝えた。

一方、現代車グループが昨年9月に迎え入れたシン副社長は未来航空研究と安全部門の専門家で、米国航空宇宙局(NASA)で30年間働いたことがある。 蓄積した経験と専門性をもとに、今後急成長が予想されるUAM市場を現代車グループが先取りするのに力を入れる計画だ。
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