中国、「武漢肺炎」を感染症に認め・・・市場閉鎖・集会禁止など推進

  • 人間への感染を認め、医療スタッフも感染

  • 法定伝染病を含む、最高水位防疫

  • 発症した武漢市、戦争中の状況で表現

  • 同胞社会「情報不透明で不安だ」

[資料=亜洲経済]


中国が「武漢肺炎」と呼ばれる新型コロナウイルスを法定伝染病に含ませた。人間の伝染が行われることを認めたものである。

最初に発症した湖北省武漢は防疫指揮部を構成し、市場閉鎖と集会禁止などの緊急措置をとることにした。

人口大移動が行われる春節(中国の旧正月)連休を控えた中国では「戦争中」という表現が登場するほど危機感が高い。

◆再び死亡者、防疫体系を最高水位に

21日、官営新華社によると、中国国家衛生健康委員会(衛生健康委)は、武漢肺炎を起こす新型コロナウイルスのを「乙」類伝染病に含ませた。

ただ、予防・制御対策は、「甲」類伝染病の基準を採用することにした。中国の伝染病防止法は、強制管理が必要なペスト・コレラなどを甲類にし、厳格管理対象の肺炎・エイズなどの乙類伝染病に分類する。

武漢肺炎の拡散速度と危険性を考慮すると、最高水位の防疫が必要であると判断したのだ。

また、法定伝染病に含ませ、人と人の間の伝染が行われることを正式に認めた。

衛生健康上委の高官専門家助長兼中国工程院院士の鐘南山は前日、中国中央放送(CCTV)に出演して、新型コロナウイルスの人と人の間の感染が行われると確認した。

彼は「広東省の患者2人は武漢に行ったことがないが、家族が武漢に行ってきた後、感染された」とし、「現在として人と人の間の感染は確定的だと言える」と説明した。

新型コロナウイルスは、最初に発症した武漢を超え、中国全域に急速に拡散している。

中国内で確定判定を受けた患者数は武漢の198人をはじめ、広東省14人、北京5人、上海2人など219人にのぼる。武漢では患者を治療していた医療スタッフ15人が確定判定を受けたりもした。

死亡者も増えている。去る19日、89歳の男性が亡くなり、死亡者数は4人に増えた。

衛生健康委は四川省(2人)、雲南省(1人)、山東省(1人)、広西チワン族自治区(1人)などでも疑われる患者が報告された状況だと伝えた。

◆習主席の叱咤に大騒ぎ、同胞不安の高まり

新しい伝染病が拡散して社会的に動揺を招き、中国の習近平国家主席まで出て早期進化を指示した。

習主席は前日「病気の拡散傾向を断固として抑制せよ」とし「人民大衆の生命の安全を最も優先しなければならない」と叱責した。

同日、武漢では伝染病防疫・制御のための指揮部が発足した。

武漢の共産党機関紙の長江日報によると、周先旺武漢市長を筆頭とする指揮部は、緊急・広報・交通・市場・医療・防疫・地域社会・総合など8つのチームで構成された。

指揮部は会議で農水産物卸売市場の各種事業所および店舗の管理・監督の強化と市場の閉鎖などを議論した。新型コロナウイルスが発見された華南水産市場はすでに閉鎖された状態だ。

また、野生動物管理を強化し、不必要な大型集会は最大限に減らしたり、キャンセルするようにした。

30億人が移動する春節連休が近づき、武漢をはじめとする中国各地の危機意識が高まっている。

武漢の防疫指揮部は春節期間中に当直と勤務交代体制を戦争状況のように運営しなければならないと強調し、「責任を果たせず、業務に怠慢して悪影響を与える場合は厳重に問責する」と警告した。

武漢に居住している700〜800人の韓国人たちは、不安感を訴えている。

武漢のある同胞は「発症の初期には人間の感染はなく、医療スタッフ感染事例もないと聞いたのに、すべてが事実ではなく、死亡者も引き続き発生しておち、同胞社会の不安感が高まっている」とし「武漢居住者の他の地域への移動や外部の人の流入に対する管理が一層強化された」と話した。

彼は「初期対応に失敗した官僚たちに対する問責があると知られるなど、雰囲気が動揺している」とし「現地の中国人も徐々に状況を厳重に受け入れている」と付け加えた。
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