中国、武漢肺炎の死者が100人を超え・・・北京で初発生(総合)

  • 確定者4500人突破、サーズ超過が迫り

  • 武漢発熱者、一日1万5000人ずつ来院

  • 李克強「必要なものすべてを支援する」

[写真=中国政府]


中国で「武漢肺炎」死者が100人を超えた。首都北京でも初の死者が出た。

患者が殺到しているが、医療スタッフや医療物資が不足して診断すらまともに行われていない。実際の感染者が公式統計をはるかに上回るというのが大半の意見だ。

28日、中国国家衛生健康委員会(衛健委)はこの日の午前0時基準、新型コロナウイルスに感染された武漢肺炎確定患者が4515人であり、前日より1771人が増えたと明らかにした。

このような傾向が続けば、今週内に2003年のサーズ(SARS・重症急性呼吸器症候群)が流行った時の全体確定者数を超えると予想される。

死者は一日で26人が増加し、106人に増えた。武漢肺炎の震源地である湖北省内の死者が100人で最も多く、北京でも初の死者が出た。

北京で死亡した患者は50歳の男性で、今月8日に武漢を訪問して15日に戻ってきた後に発熱の症状が現れ、22日に確定判定を受けた。

武漢肺炎の恐怖が拡散し、病院を訪れる人々が殺到している。

武漢市の馬国強党書記は前日の定例ブリーフィングで、「例年のこの期間に発熱で受診を受けてきた患者は一日平均3000人程度だったが、伝染病が発生した後、一日に1万5000人を超えたりもした」とし、医療機関が過負荷状態と説明した。

医療スタッフと医療物資、病床などが不足し、治療のどころか、しっかりとした診断すら行われていない状況だ。診察を受けるために病院の外まで長い列を作った場面がしばしば目撃されている。

前日、武漢を訪問した李克強首相は「二日以内に看護師を含む2500人の医療陣が武漢に増員される」とし、「人員と物資、資金など何でも必要ならば国が特段の措置で力量を動員して支援する」と強調した。

湖北省の楊雲彦副省長は、医療機関70カ所を新・増築して8000個以上の病床を追加で確保すると伝えた。

民営病院を徴発する方式も検討しているという。

武漢市も病床700〜1000個規模の火神山病院と1300個規模の雷神山病院を建設中だ。両病院は来月初めに竣工される予定だ。

サーズのときに患者が急増し、これに対応するために臨時病院を設立した事例を模倣したのだ。
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