世界最大のモバイル展示会「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2020」に欧州の主要通信社が大挙不参加を宣言し、行事が延期またはキャンセルされる可能性が高まった。
12日、ロイター通信など外信によると、ドイツのドイツテレコム(Deutsche Telekom)とフランスのオランジュ(Orange)、英国のブリティッシュテレコム(BT)、フィンランドの電気通信機器メーカー、ノキアはMWC 2020不参加の意思を伝えた。
不参加を宣言した企業の関係者は、「慎重に検討した結果、コロナ19感染の脅威から企業の役職員たちを保護するために不参加を決定した」と明らかにした。
ノキア側は声明を通じて、MWCで披露する予定だったデモとショーケースを、「ノキアライブ(Nokia Live)」行事を通じて顧客が直接体験できるように用意する計画だと明らかにした。
MWCを主催する世界移動通信事業者協会(GSMA)は非常状態となった。GSMAは11日までイベントを強行するという立場を固守してきた。しかし、米国と中国に続き、欧州の主要通信事業者が大勢不参加し、主催側が決断を下さなければならないというプレッシャーが大きくなった。
GSMAは当初、14日に理事会会議を開催する予定だった。しかし、ロイター通信は欧州の携帯電話会社の不参加通知を受けたGSMAが、同日現在、緊急会議を開き、行事を進めるかどうかを議論すると報じた。ロイター通信は消息筋を引用し、「行事はキャンセルされるか、延期される可能性が高い」と伝えた。
バルセロナはもちろん、スペイン当局もMWC 2020が安全であるだろうと繰り返し主張している。
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