米ITC、「LG化学の営業秘密侵害」SKイノベーションに「早期敗訴」判決

[米ITC、「LG化学の営業秘密侵害」SKイノベーションに「早期敗訴」判決]



米国際貿易委員会(ITC)が14日(現地時間)、LG化学がSKイノベーションを相手に提起した「2次電池の営業秘密侵害訴訟」で、SKイノベーションに「早期敗訴の判決(Default Judgment)」を下した。

LG化学は16日、"今回の判決はITCが訴訟前後の過程でSKイノベーションによる悪意的で広範囲な証拠毀損とフォレンシック命令違反を含めた法廷冒涜行為などについて法的な制裁を下したこと"と説明した。

しながら、“裁判部が追加的な事実審理や証拠調査をせず、LG化学の主張を認め、「予備決定」を下した"と付け加えた。

これによって、今回の訴訟手続きは3月初めに予定された弁論(Hearing)などの手続きなく、10月5日までITC委員会の最終決定(Final Determination)だけを残すことになった。

ITC委員会が最終決定を下せば、LG化学の2次電池関連の営業秘密を侵害したSKイノベーションのバッテリーセル、モジュール、パックなどと関連した部品・素材は米国へ輸入が禁止される効力が発生する。

先立って、LG化学は昨年11月5日、ITCにSKイノベーションが証拠を隠滅したとし、早期敗訴判決を要請したことがある。

LG化学によると、昨年4月8日、LG化学から営業秘密侵害と関連した内容証明を盛り込んだ警告公文書を受けた直後、SKイノベーションが3万4000つのファイルやメールについて証拠隠滅をした情況が明らかになった。

また、昨年4月29日、LG化学が訴訟を提起したまさに翌日にも訴訟の証拠になりそうな資料の削除を指示したメールが発送されたこともある。

さらに、ITCがSKイノベーションの75つのエクセルシートについたフォレンシックを命令したが、そのうち、1つについてだけデジタルフォレンジックを進め、残りの74つのエクセルシートはひそかに自主的にフォレンシックした情況が明らかになったこともある。

LG化学は"早期敗訴判決が下されるほど公正な訴訟を妨害したSKイノベーションの行為に対して非常に遺憾に思う"とし、"SKイノベーションに対する法的制裁で、当社の主張がそのまま認められただけに、残る訴訟手続きに最後まで積極的かつ誠実に取り組む"と明らかにした。

そして、"今回の訴訟の本質は30年間蓄積した大切な知識財産権を正当な方法で保護するためのことにある"、"LG化学は2次電池関連の知識財産権の創出と保護を強化し、世界の電気自動車電池市場を先導していく"と明らかにした。
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