[コロナ19] 抗ウイルス剤「favilavir」が治療薬になるか・・・中国で正式承認

  • 具体的な効能は公開されず、効果は保証できないし

[写真=Gettyimagesbank]


中国当局が新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の治療薬として抗ウイルス剤である「favilavir」を正式に承認した。コロナ19事態以後、当局が治療薬を許可したのは初めてだ。

チャイナデイリーによると、中国国立医薬品管理局(NMPA)は去る17日、中国の製薬会社の浙江海正(Zhejiang Hisun Pharmaceutical)が開発した抗ウイルス剤のfavilavirをコロナ19治療のための品目として承認した。

favilavirは、コロナ19ウイルスのRdRP遺伝子を抑制するこものとされており、広東省深センでコロナ19感染者80人を対象に使用されている抗ウイルス剤「Kaletra(カレトラ)」との比較臨床試験で、もっと活発な抗ウイルス効果が確認されたとチャイナデイリーは説明した。ただ、軽微な異常反応が確認されており、具体的な効能は知られていないため、効果を保証することはできない。

favilavirは、去る2016年に日本の富士フィルム傘下富山化学から中国内のライセンスを受けて開発した薬物で、新型インフルエンザなどインフルエンザ治療薬として開発された。ところが、最近コロナ19に感染された確定患者70人を対象に実施した調査では効果を示し、政府がfavilavirをコロナ19の予防と治療で重要な役割ができることを期待しているという。

浙江海正はfavilavirに対する中国内の開発・生産及び販売権を持っており、現在の需要を満たすために favilavirの大量生産に乗り出したとチャイナデイリーは伝えた。
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