[ニューヨーク株式市場] コロナ19への懸念で反落・・・ダウ0.44%↓

  • 欧州株式市場も下落…国際原油価格・金価格は上昇

[写真=AP・聯合ニュース]


米ニューヨーク株式市場は20日(現地時間)、コロナ19への懸念が再浮上し、上昇を止めて下落で取引を終えた。

この日、ニューヨーク証券取引所でダウ平均株価は前日比0.44%(128.05ポイント)安の2万9219.98で取引を終えた。S&P500指数は0.38%(12.92ポイント)下げた3373.23で、ナスダック指数は0.67%(66.21ポイント)下落した9750.96でそれぞれ取引を終了した。

市場ではコロナ19への拡散に対する懸念が続いた。中国で感染者数が減少したものの、分類基準が変わった結果であるうえ、韓国と日本などで確定者が続出しているということ投資心理を押さえ付けた。

主要機関がコロナ19による中国の経済成長率と世界経済の影響に対する懸念を示していることも、市場に負担となった。

市場の一部では、米国連邦準備制度(Fed・FRB)が年内の利下げに乗り出す可能性があるという期待もあったが、同日、FRBのナンバー2であるリチャード・クラリダだ副議長は、そのような期待に水を差した。

彼はCNBCのインタビューを通じてコロナ19の余波を注視するとしながらも、米国経済のファンダメンタルが丈夫だとし、まだ政策の変化のために必要な経済的な証拠が出ていないと述べた。

彼は、市場の利下げへの期待と関連しては「少しトリックがある」とし、「市場の期待も反映されるだろうが、期間および流動性プレミアムも反映されるため」と説明した。

欧州の主要株式市場もコロナ19事態を注視し、一斉に下落した。汎欧州指数のユーロStoxx50指数は1.09%安の3822.98で取引を終了した。

英国FTSE100指数は0.27%下げた7436.64で取引を終えた。ドイツDAX指数も0.91%安の1万3664.00に、フランスCAC40指数は0.80%下落した6062.30で取引を終えた。

国際原油価格は、米国の原油在庫の増加が予想より少なかったというニュースに上昇ムードが続いた。

この日、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で3月引き渡し分のウエスト・テキサス・インターミディエト(WTI)は、1バレル当たり0.9%(0.49ドル)高の53.78ドルで取引を終えた。ロンドンICE先物取引所の4月物ブレント現有は1バレル当たり0.29%(0.17ドル)上昇した59.29ドルを示した。

金価格の上昇も続いた。ニューヨーク商品取引所で4月引き渡し分の金は、前日より1オンス当たり0.5%(8.70ドル)高の1620.50ドルを記録した。
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