コロナ19の影響にIPO市場は時ならぬ寒波

[資料=韓国取引所・SK証券(2020年IPO予定企業)]


コロナ19の拡散が株式公開(IPO)にも影響を及ぼしている。

25日、金融投資業界によると、上場を控えた企業が主要行事をキャンセルしたり、延期することにした。まず、今月にコスダック市場への上場を目標に公募手続きに着手した化粧品素材専門企業のNFC(エヌエプシー)は上場時点を先送りした。

当初、今月初めに需要予測を通じて公募価格を確定し、申込みを受け付ける予定だったが、申込み日程を2週間ほど延期したのだ。コロナ19事態によって株式市場の不確実性が大きくなっただけに、時間が必要だと判断したというのが会社側と主幹事のサムスン証券の説明だ。

コスピでは、今年上半期の最大魚とされるSKバイオファームが市場の状況を注視している。まず、コロナ19が収まるまで見守るということだ。

SKバイオファームは韓国取引所の上場審査を通過し、公募手続きを控えた状態だ。証券街ではSKバイオファームが時価総額5兆ウォン以上、公募規模1兆ウォン以上の企業価値を持っていると評価するが、これより高くなる可能性があるという分析も出ている。

ホテルロッテも状況は同じだ。2015年から何度も株式公開を推進していた会社は、コロナ19で上場時期を悩んでいるという。

現代カードもコロナ19の影響で上場日程を急がないとみられる。今回の事態で消費が低迷し、カードの売上高が減少する恐れがあるためだ。このような状況であるだけに、企業は市場が落ち着いた後、業況が良いときに上場を再推進するという計画だ。

需要予測に突入したKTグループのデジタル広告代理店であるプレイ・ディー(PLAY・D)は、前日行われる予定だった企業説明会(IR)の日程をキャンセルした。同社は、"コロナ19の感染者が急激に増え、予防次元で日程をキャンセルする"と明らかにした。

有機発光ダイオード(OLED)、スマートフォン部品会社のエヌピーディー(NPD)もIR行事を暫定延期した。来月9日に予定された金属組立構造材メーカーのセンコアテック(SENCORETECH)のIR日程も延期される予定だ。

公募価格を下げる企業も続出している。グローバル発光ダイオード(LED)専門企業ソウルバイオシスは、最大42%ほど割引された公募価格で企業公開の興行に乗り出した。マーケティングサービスプラットフォーム企業メタネットエムプラットフォーム(metanetmplatform)も競争企業より低い価格を提示した。

コロナ19事態が長期間続く場合、グローバル景気萎縮の影響で企業の業績悪化は避けられない見通しだ。

資本市場研究院のファン・セウン研究委員は、"このような状況でIPO活動は相当部分の制約を受ける可能性が高い"とし、"当分の間、関連行事が目立つほどに萎縮する可能性が高いとみている"と伝えた。


 
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