現代自動車が最近、「コロナ19」で生産に狂いが生じ、オーストラリアで顧客に車両の引渡し遅延を通告した。
25日、外信と業界によると、現代自は最近、現地のディーラーに今後数ヵ月間、一部車両の引き渡しが遅延される可能性もあるという点を顧客に公示するよう勧告した。
先立って、コロナ19で中国から入ってくる「ワイヤーハーネス」の需給が中断され、現代自動車の工場稼動に支障が生じているためだ。
ここに加え、21日、慶尚北道慶州で死亡したまま発見された40代の死亡者が現代自の国内1次協力会社の職員と確認され、現代自は同日、蔚山(ウルサン)工場の一部生産ラインの稼動を中断している。
オーストラリアで主に販売されるモデルの準中型ハッチバック「i30」、準中型スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)「ツーソン」などは現在、全てを韓国で生産、輸出している。 現代自動車のi30の場合、今年1月にオーストラリアで2038台が販売されるほど人気モデルだ。
しかし、最近、コロナ19事態が全方位的に広がり、現代自は生産への支障と輸出などに神経を尖らせている。
直ちに生産だけでなく、オーストラリア当局が現地の防疫体系を強化しており、荷役作業にも時間が遅れているという。 オーストラリア当局は現代自の船舶や貨物などの追加的な防疫検査が必要かどうか検討しているという。
現代自はオーストラリアでトヨタ(19.4%)、マツダ(9.2%)に続いて3位の自動車メーカーだ。 昨年、オーストラリア市場に8万6104台を販売し、市場占有率8.1%を記録した。
現代自はオーストラリアに入ってくる車の在庫を引き続きモニタリングし、顧客に配送情報を伝える方針だ。
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