[コロナ19] WHO「パンデミックといえる」・・・全世界の感染者12万人を超え

  • 110カ国で12万人の被害…遅れた対応への非難は避けられない

  • 1968年の香港インフルエンザ・2009年の新型インフルエンザに続き3度目

[写真=AP・聯合ニュース]


世界保健機関(WHO)がコロナ19に対して「パンデミック(pandemic・世界的流行)」を公式宣言した。

11日(現地時間)、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)など外信によると、WHOのテドロス・アダノム・ ゲブレイェソス事務局長はこの日、スイス・ジュネーブWHO本部で記者会見を開き、「コロナ19の深刻な拡散水準に深く懸念している」とし、「コロナ19がパンデミックに特徴づけられるという評価を下した」と述べた。パンデミックはWHOの伝染病警報段階6段階の中で最高危険の等級を意味するが、明確な定義はない。

ゲブレイェソス事務局長は、「パンデミックは軽く、あるいは簡単に使う言葉ではない」とし、「誤って使うと、理不尽な恐れや(ウイルスとの)戦いが終わったという根拠のない考えを伝え、不必要な苦痛と死を招く恐れがある」と指摘した。

これまでWHOは「パンデミック宣言」に慎重な態度を見せてきた。パンデミック宣言が不要な恐怖を誘発する可能性があるという理由からだ。

先立ってWHOは、去る1月30日にコロナ19について「国際的な公衆衛生の緊急事態」を宣言し、先月28日にはグローバル危険度を最高段階である「非常に高い」に上方修正している。さらに前日までWHOは「パンデミックの脅威が非常に現実化された」という懸念のメッセージを表明した。

WHOが正式にパンデミックを宣言したのは、今回が3度目だ。これまで1968年の香港インフルエンザ、2009年の新型インフルエンザ(H1N1)の時にパンデミックが宣言されたことがある。新型インフルエンザが世界を襲った当時、死者数は1万4000人と集計された。

米ジョンズ・ホプキンス大学によると、同日基準、コロナ19は世界110カ国以上で12万人以上の感染者が発生した。死者は4300人を超えた。
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