ウォン・ドル為替レートが7取引日ぶりに再び1220ウォン台に進入した。
25日、ソウル外国為替市場でウォン・ドル為替レートは、前取引日比19.7ウォン安の1229.9ウォンで取引を終えた。
この日の為替レートは、前日比12.3ウォン安の1237.3ウォンで取引を始め、下落を続けた。
これは、米国政府の大規模な刺激策として新興国通貨への投資家心理が回復した効果だ。
米上院は最大2兆ドル(2500兆ウォン)規模の景気刺激策法案を可決し、米FRBもコロナ19(新型コロナウィルス感染症)に対応するための無制限の量的緩和政策を展開することにしたのも影響を及ぼした。米国が財政政策と金融政策を積極的に繰り広げ、リスク資産への投資心理も緩和されたためだ。
韓国の国内企業と金融会社の外貨流動性確保の負担が減ったのも為替レートを安定させた。この日、政府は外貨流動性カバレッジ比率(LCR)規制比率を現行の80%から一時的に緩和すると発表した。外国為替健全性の負担金も一時的に免除することにした。
韓国銀行も「来週、韓米通貨スワップ資金が市場に供給される」と伝え、「第1次供給額が金融危機のときよりも大きい規模になるだろう」と述べた。2008年の世界金融危機当時、韓米通貨スワップ第1次供給額は40億ドル水準だった。
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