[米刺激策2兆ドルも不足?] ①感染者12万人を超え・・・長期化への懸念↑

  • 感染者が急激に増え、10月まで局面が続く可能性があるという主張も

[写真=AP・聯合ニュース]


急増するコロナ19(新型コロナウィルス感染症)感染者数により、混乱が深刻化している。米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、28日午後8時30分現在(米国東部時間)米国のコロナ19患者は12万1117人、死者は2147人に達する。

米国疾病管理予防センター(CDC)は28日、ニューヨーク・ニュージャージー・コネチカットの3州の住民を対象に「米国内の旅行自制」警報を発表したりもした。CDCはこの日ホームページで、これら3つの州の住民たちに14日間、必ずしも必要としない国内旅行は控えてほしいと要請し、これは直ちに発効されると明らかにした。

ただ、今回の国内旅行自制警報はトラック輸送、公衆衛生、金融サービス、食糧供給など重要インフラ産業従事者は除外される。

CDCが米国人たちに米国内旅行を制限する警報を発令することは珍しいことだ。しかし、現地メディアはコロナ19が多くの州で報告されており、一部の地域は地域社会の伝播を経験しているため、このような特段の措置を下したとみられると伝えた。

先立ってトランプ米大統領は該当州に対する『強制隔離』の可能性まで取り上げたが、以降、批判が高まるとツイッターを通じて「(強制)隔離は必要ないだろう」と後退したりもした。この3つの州のうちニューヨーク州は同日、現在の感染者5万2318人、死者728人で、米国で最もコロナ19の拡散被害が深刻だ。

米国は前日、コロナ19患者が10万人を超えており、一日で2万人近くの患者が増えて12万人台に達した。このように感染者が急増し、政府が打ち出した2兆ドルの刺激策も足りないという声がますます大きくなっている。失業率の急増が現実化されているためだ。失業者の急増によって米国経済のほとんどを占める消費が打撃を受けると、莫大な規模の刺激策も短期的な対案にとどまるしかないといのが専門家たちの指摘だ。

他の経済変数とは異なり、コロナ19の問題は終了時点を正確に知ることができないというものだ。そのため、被害規模を推定することも難しい。しかも、状況は徐々に悪化し、専門家たちが予想する終了時点もどんどん遅くなっている。一部では10月の終了説まで出ていると外信は伝えた。このように悲観的な見通しが続くなか、一部では最終的にFRBがマイナス金利政策を打ち出すだろうという予測まで出ている。
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