[コロナ19] 米感染者33万人突破・・・「今週が最悪の一週間になる可能性も」

  • ジェロム・アダムス氏、真珠湾・9.11テロにたとえ「最も大変な一週間になるだろう」

  • ニューヨーク州の感染12万人・死者4159人…一日の死者増加幅は初めて鈍化

[写真=聯合ニュース(4日、米ニューヨークで新型コロナウイルス感染病に感染されて亡くなった人の遺体が冷凍車に運ばれている)]


米国の新型コロナウイルス感染病(コロナ19)感染者数が33万人を突破した。1万人の感染者が出てから、わずか17日で感染者数が30倍以上急増し、米国全域がウイルスに覆われた。

ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、現在(韓国時間6日午前6時基準)、米国のコロナ19の感染者数は33万1234人だ。全世界の感染者(126万3976人)の25%ほどが、米国から出たわけだ。死の恐怖も日々高まっている。これまで米国だけでコロナ19に感染して死亡した人が9458人にのぼる。

米国の最大の拡散地となったニューヨーク州では5日(現地時間)、新規死者規模が初めて減少したとCNNなど外信が伝えた。この日、ニューヨーク州のコロナ19死者数は、前日より594人増加した4159人と集計された。去る4日には、死者が前日より630人増えた。

米ニューヨーク州知事アンドリュー・クオモ氏は、「新規死者数がやや停滞したものの、一時的な現象であるかもしれない」と、楽観することを警戒した。

一日の新規死者が減少ても、ニューヨーク州は依然として米国で最も多くの感染者が発生した地域だ。ニューヨーク州の感染者は、前日より8327人増えた12万2031人を記録した。

米国でコロナ19感染者が引き続き追加され、今週が『最悪の一週間』になる可能性があるという警告まで出た。

ドナルド・トランプ米大統領は前日のコロナ19タスクフォース(TF)ブリーフィングで、「米国で死者数が急増する可能性がある。今後2週間が最も大きなヤマ場になる」と明らかにした。続けてトランプ大統領は、「残酷な(horrendous)局面に入ることになるだろう」と強く警告した。

米国の公衆衛生責任を負う米公衆衛生局士官部隊(PHSCC)のジェローム・アダムス長官はフォックス・ニュース・サンデー(Fox News Sunday)とのインタビューで、「(今週は)ほとんどの米国人の暮らしの中で最も厳しく悲しい一週間になるだろう」と憂慮した。そして「これは(日本の)真珠湾空襲と9.11テロのような瞬間になるかもしれない」と付け加えた。第二次世界大戦当時の米国の真珠湾空襲と、2001年の9月11日のテロは、米国史上最悪の悲劇として挙げられる。

米国立保健院傘下の国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)のアンソニー ・ファウチ所長もこの日、メディアとのインタビューで、「深刻な一週間になるだろう」と警告した。続けて彼は、「米国は(現在)コロナ19が制御できてなく、われわれが制御していると言うのは嘘だ」と政府の対応について厳しく批判した。

ただ、彼は「一週間か、それより後に(コロナ19拡散)曲線が平坦になり始めるのを見ることができるだろう」という楽観的な予測も一緒に出した。
 
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