「忙しい忙しい」・・・通信3社『オンライン始業』学習権の死守作戦

  • 有・無線トラフィック自主点検、収容容量増設

  • 政府、IP放送、ケーブルテレビなどテレビ利用を督励

[写真=聯合ニュース(9日、オンライン授業を受けている中学3年生)]


新型コロナウイルス感染病(コロナ19)の余波で、9日から始まる史上初の「オンライン始業」に韓国情報通信技術(ICT)インフラが試験台に上がった。全国の小・中・高校生540万人が順次オンライン授業を受けることになると、トラフィック過負荷に伴う接続障害と品質の低下が懸念されるためだ。政府と移動通信3社のサービスプラットフォームと通信網を重ねて点検し、「学習権死守作戦」を繰り広げている。

8日、政府と関連業界によると、SKテレコム、SKブロードバンドはオンライン始業と関連して全国の小・中・高校近くの有・無線トラフィックの自主点検に乗り出した。

SKテレコムはトラフィックの増加量を予測し △無線収容容量の増設 △有線トラフィックのボトルネック区間の容量を優先増設 △トラフィックバランス及び最適化作業などの先制的措置を取った。SKテレコムの関係者は、「現在、インフラ管制センターの総合状況室と全国6つの運用状況室でトラフィックの増減推移をモニタリング・分析してリアルタイムで対応している」と述べた。

SKブロードバンドも授業時間の間にサービスに影響を与えかねない網作業の統制を強化し、状況班長を稼動して区間別のトラフィックを集中的にモニタリングしている。また、EBSのコンテンツ配信ネットワーク(CDN)サービスを単独で提供するだけに、同時接続者数の増加に備えてCDN収容容量を従来の1TB(テラバイト)から2TBに増設した。

KTも果川(クァチョン)ネットワーク管制センター総合状況室と、全国6つの地域状況室が忙しく動いている。有・無線トラフィックの主要区間をリアルタイムで監視すると同時に、予測値によって主要区間の収容容量を増やした。

LGユープラスもトラフィックが急増する場合に備え、24時間の準備態勢を整えている。 LGユープラスの関係者は、「オンライン始業による予想トラフィックは、独自のネットワークの保有量にはるかに及ばないが、万が一の場合、装置を緊急増設して安定的に運営する計画を立てておいた」と伝えた。

特に移動通信3社は、インターネットの新規設置が必要な場合は迅速に対応し、インターネットテレビ(IP放送)を通じても「EBSライブ特講」など教育コンテンツをリアルタイムで送出する。

オンライン始業を翌日に控えたこの日、政府はインターネットサイトだけに依存せず、遠隔授業にテレビを積極的に利用することを進めた。実際、去る6日からテスト運営中の小1・2年生対象の遠隔授業は、初日からEBSサイトがダウンするなどエラーが発生した。EBSは300万人が同時にオンライン接続できるよう、サーバーを2倍ほど増設した状態だ。

政府関係者は、「関連機関と通信会社、クラウドポータルサイトとタスクフォース(TF)を構成し、3月末からサービスプラットフォーム・通信網を点検している」とし、「遠隔授業は、なるべく有線インターネットとWi-Fiを利用して授業を受け、接続ができなければ繰り返してログインをするよりは、カカオトークを通じて先生に状況を知らせた後、後からログインしたほういい」と述べた。
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