政府、35.3兆ウォンの「超スーパー補正予算」編成

[写真=聯合ニュース(3日、政府が35兆3000億ウォン規模の第3次補正予算案を編成した)]


政府は35兆3000億ウォン規模の第3次補正予算案を編成した。歴代最大規模だ。IMF通貨危機や世界金融危機とは比べ物にならないほど、厳しい状況だと判断したためだ。政府が1年に3回も補正予算を編成したのは1972年以来、48年ぶりのことだ。

政府は3日、臨時閣議でこのような内容を盛り込んだ2020年第3回補正予算議決し、4日に国会に提出する予定だ。

洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官は「下半期の経済政策方向と今回の補正予算に反映された事業を動力にして経済危機を早期に克服し、先導型経済への転換に拍車をかける」と述べた。

第3次補正予算は、2009年の世界金融危機当時に編成された補正予算(28兆4000億ウォン)を上回る過去最大の35兆3000憶ウォンだ。第1次補正予算11兆7000億ウォン、第2次補正予算12兆2000億ウォンを含めると、補正予算だけで計59兆2000億ウォンが編成された。

内訳をみてみると、まず「韓国版ニューディル政策」のことしの予算に5兆1000億ウォンが編成された。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の「韓国版ニューディール政策」は、デジタル通信やグリーン分野などの新産業で雇用を創出し、新型コロナによる影響を最小限に抑え、経済を活性化することを目指している。政府は今後5年間、「韓国版ニューディール政策」に76兆ウォンを投じる方針で、今回の補正予算はその第1弾となる。

また、雇用維持支援金の拡大や緊急雇用安定支援金などを設けるための雇用安定予算に8兆9000億ウォンが充てられ、低所得層や社会的弱者のための社会的安全網の強化に5000億ウォン、小規模事業者や中小企業の貸し付けや主力産業の安定基金を確保するうえで必要とされる金融支援に5兆ウォンを編成した。

さらに、24兆ウォンに達する赤字国債を発行することにした。これで韓国の国債は、840兆2000億ウォンに増え、GDP(国内総生産)に対する国債の割合は43.5%に上昇した。これは2回目の補正予算に比べて2.2ポイント上昇することになり、アジア通貨危機に見舞われ戦後最高水準を記録した当時を上回る割合だ。
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