SKハイニックス、中国半導体拠点の無錫に90人派遣…ポストコロナ準備「特命」

[SKハイニックス、中国半導体拠点の無錫に90人派遣…ポストコロナ準備「特命」]



SKハイニックスが企業人の迅速通路を活用し、中国江蘇省無錫の半導体工場に技術人材90人余りを派遣した。 コロナ19事態以後、SKハイニックスが大規模な人材を送ったのは今回が初めてだ。 SKハイニックスは「ポストコロナ」時代にメモリー半導体の需要増加に備え、無錫工場の増設作業に万全を期す方針だ。

4日、業界によると、SKハイニックスは先月29日午後1時、仁川国際空港から出発し、蘇南碩放国際空港に向かう中国東方航空のMU7702チャーター便を利用し、協力会社の人員を含む約90人の人員を送った。 SKハイニックスの関係者は"無錫拡張ファブに装備設置支援などのために派遣した"と述べた。

SKハイニックスの人員急派は先月1日、韓中企業人の「迅速通路」(入国手続きの簡素化)を利用した。 これら人材は出国前と入国後、コロナ19検査で陰性が出れば、隔離なしにすぐ活動できる。

◆拡張ファブのセット作業に投入

彼らは無錫新工場である拡張ファブ(C2Fファブ)ラインを点検し、新しい装備を導入するセッティング作業などに投入される予定だ。 SKハイニックスは中国無錫にDラム半導体を生産するC2工場と、昨年4月に竣工した拡張ファブ(C2F)を運営している。

今年4月、SKハイニックスは約3兆3000億ウォンを投入し、C2Fファブの遊休空間を活用して追加生産能力を確保すると発表した。 工事が年末までに完了すれば、追加で確保できる生産能力は12インチ型ウェハー基準の月3万枚水準と業界は試算している。

SKハイニックスはコロナ19事態を受け、中国工場で今年1月末からコンティンジェンシープランを運営してきた。 中国政府の指針に合わせて感染予防をしながら、最小限の人員で運営した。 このため、韓国で人材派遣もほとんど行われなかった。

◆中国との友好的関係の維持

SKハイニックスの中国での売上高は昨年基準で12兆5702億ウォンで、全体売上高(26兆9907億ウォン)のうち、46%を占めている。 SKハイニックスは中国の無錫に子会社だけで13社に達する。 2018年からはファウンドリー子会社のSKハイニックス・システムICCが無錫に現地合弁法人を設立し、200mmウエハーアナログ半導体パウンドリーを生産している。

SKハイニックスは無錫市ともよい関係を維持している。 今年1月には総額20億元を投資し、半導体産業クラスターを建設することを決めた。 現地に病院も設立するなどスムーズに交流を続けている。

SKハイニックスはコロナ19事態にも関わらず、第1四半期にサーバー用Dラムやソリッドステートドライブ(SSD)の需要が伸び、業績を善戦した。 しかし、下半期にはコロナ19の影響で、Dラム市場の調整が予想されるなど経営の不確実性が高まっている。

業界トップのサムスン電子は平沢キャンパスのNAND型フラッシュ部門に8兆ウォンほどをさらに投資すると明らかにした。 これを受け、SKハイニックスも第2四半期に128段NANDを量産し、年末までにNAND型フラッシュ96段の割合を50%まで拡大する方針だ。 国内では京畿道利川(イチョン)の次世代M16の稼動などを準備している。
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